女性のキャリアを考える

先日、40～50代の女性社員の方々に対して、キャリア研修をオンライン形式で実施させていただきました。
ライフスタイルの変化もあり、入社当初とは環境が変わってきた女性に絞り、研修を実施いたしました。

本研修のメインテーマは、自身のキャリアに対する思い込みのブレーキをゆるめ、今後について自分なりの意志を持つことでした。

受講者は仕事と家庭を両立してきた方々で、研修冒頭では「自分自身がこれ以上頑張る必要があるのだろうか」、「自分でキャリアを築いていくことができるのだろうか」、という声が挙がっていました。

これまでの経験を振り返り、さまざまなスキルを得てきた自分自身を認めるところから始め、社会の変化に伴い、今後どのように生きていけたら人生が充実していると言えるのかを考えていただきました。

受講者の皆様は同世代の女性同士ということもあり、お互いの状況を理解し共感しながら研修を進めていたことが印象的でした。
研修を通して、受講者の方々からは、以下のような気づきの声が上げられていました。

・自信がない自分を手放したい
・自分は仕事が楽しかったら人生も楽しめる、充実することに気づいた
・他人と比較して落ち込むのをやめたい
・キャリアは管理職になることでも等級のことでもない。キャリアを重く考えすぎていたので、これからどうやって生きていきたいのかということを考えていきたい

今回の受講者の方々にとっては、同世代の社員から刺激を受けたり、新たな視点での気づきを得られたりと、キャリアに対して前向きにとらえることができた研修となったのではないかと感じています。

働き方が多様化するなかで、女性向けのキャリア研修を行う企業も増えてきています。
研修を実施するだけではなく、組織として多様な働き方をつくり出し受け入れること、周りのメンバーのサポート体制を整えることも重要な施策です。

今回のように、同世代で集まり、悩みや今考えていることを本音で共有し、今後のことを考える機会があると、前向きにキャリアを考えるきっかけになると感じました。