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「教えてもらう」新人研修から「学びを勝ち取る」新人研修へ転換するには?

「教えてもらう」新人研修から「学びを勝ち取る」新人研修へ転換するには?

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著者

長畑 和子

著者

長畑 和子

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、キャリア自律をテーマとした新商品開発や社内の新入社員育成の推進メンバーとして組織風土づくりに取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

皆さまの企業では新入社員の主体性は発揮されていますでしょうか?

Z世代と呼ばれる世代傾向が発信されてから数年が経ち、特性に合わせた新人設計を試みる人事様が増えてきました。そこで挙げられる永遠のテーマといえば「新人研修において、新入社員の主体性を育むためには、結局何が大事なのか?」ではないでしょうか。

このお題に対して各社様思考錯誤の末に研修を実施し、いざ初期教育を終えて配属先へ送り出したとたん、現場から「受け身的な新人で困る」「もっと新人研修で社会人としての基礎を習得させてもらわないと困る」という声に頭を抱えている人事様も多くいらっしゃるかと思います。

今日はそういったお悩みに対して抑えるべきポイントをご紹介いたします。

新入社員の主体性を引き出す研修事例はこちら

新人特性・傾向のおさらい

主体性を育む新人研修設計を行う前に、近年の新人傾向をおさらいしておきましょう。
弊社では毎年、150社程度の新人の皆様とご一緒しておりますが、その中で見受けられた特性・傾向は以下の通りとなります。

個人差はあるという前提ですが、特に、

・自身の人生に対して必要なこと・必要ではないことをスピード感をもって行動に移したり、意識を切り替える

という傾向は、数年前と比べても顕著になっていると感じます。

この特性から「理解しやすく、要素が網羅された新人研修設計」では不十分であり、「研修の序盤のタイミングで、いかに研修の場に対する目的意識を作る研修設計にできているか?」が主体性を育む研修設計をするうえで欠かせないポイントだと弊社では考えています。ここからは、その目的意識を作るための考え方をご紹介します。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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「教えてもらう」というスタンスから脱却させる仕掛け

弊社では、新人研修のそもそもの位置づけを「社会人として必要なことを教えてもらう場」ではなく、「成果を出すための持論を配属前から考える場」として設計をさせていただいています。

これは新人研修に限ったことではないのですが、人間の性質上「型」を頭で理解するだけでは、ただ情報としてインプットしただけで、「分かっていてもできない状態」で終わってしまいがちです。一方、人に教える前提で場を設計すると、自分が本当に大事だと感じる情報を抽出し、持論化する中で自分が成長するうえで欠かせない情報として昇華されやすくなります。

また、「同期同士で教えあう」だけではなく「同期が思わずマネしたくなる」という基準値を付与してテーマをお渡しすることで、新人研修期間全体を通して、相手視点を養いながら、自ら学びを獲得していこうとするスタンスが創り出されやすくなります。

とはいえ、ただ同期同士で研修での学びを発表し合うことをワークとして渡すだけでは途中で受講者間での基準のばらつきが生まれてしまったり、そもそも発表すること自体が目的になってしまうという難しさもあります。

では、どのような仕掛けを盛り込んでいけば良いのか?

という点について、こちらのセミナーで他社事例を含め、詳しくお伝えいたします。

是非ご参加下さい。