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新入社員が「仕事の捉え方」を変えるために必要なことは何か?

新入社員が「仕事の捉え方」を変えるために必要なことは何か?

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著者

阿部 真弥

著者

阿部 真弥

大学卒業後、株式会社NEWONEに創業メンバーとして参画。入社後、マーケティング部門で新商品開発に従事し、20代育成プログラムの立ち上げ、責任者を担当。現在は、HRパートナーとして新入社員育成から管理職育成まで幅広く、営業・プログラム開発に携わっており、新規開拓領域のマネージャーを務める。
また、新人・若手領域を中心に、ファシリテーターとしても活躍している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

先日、23年度新入社員に対して1日間の新入社員フォローアップ研修をオフライン対面形式で実施させて頂きました。

新入社員・若手社員の研修についてはオフライン対面形式で実施される企業様も23年度になって急増した印象です。

配属後、約5か月が経過したこの時期だからこそ、導入研修時には見えていなかった壁や悩みが出てきている様子が印象的でした。

配属後に感じている壁が長期化することで、エンゲージメントの低下や、最悪の場合は早期離職に繋がってしまうというケースは多くないので、この時期にしっかりとフォローアップ研修で「捉え直し」を行うことの重要性を強く実感しました。

今回のフォローアップ研修のメインテーマは「仕事の捉え方を見つめ直す」でした。

配属後の悩みや壁には、職場の環境や、先輩や上司等の他者が関係することも多いですが、自分では変えられない環境や他者に集中してしまうと、その壁が消えることはありません。そのため、大事なのは「自分に変えられる事柄に注目すること」だということがメインメッセージでした。

「自分に変えられる事柄に注目する」というメッセージ自体は納得感のあるものですが、
実際に研修冒頭の受講者の方々のグループワークを聞いていると、

・自分がどうにかしないといけないことは頭ではわかっていても感情的にモヤモヤする
・文句を言っていても仕方ないとは思いつつ、上司が悪い/嫌だという気持ちは消すことはできない

等の素直な心の声を吐露されていたことが印象的でした。

1日の研修を通して、きれいごとではなく、本当に自分の仕事を前向きに捉えてていくために必要なことは何かに向き合って頂き、以下のような気付きの声が上がっていました。

・自責がダメ。他責がダメ。ではなく、それぞれのバランスが大事なんだ
・意味付けはしてもらうものではなく、自らするものである
・他責にすることで自分を守っているつもりが、実は自分が一番苦しんでいた理由は他責にあったかもしれない

職場に配属されてからの新入社員は私たちが想像するよりはるか多くの悩みや壁を感じています。

会社としても本人としても残念な選択を取ってしまう前に、手厚くフォローすることの重要性を痛感した経験でした。