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【製造業で働く方向け】当たり前だからこそ伝える「承認と感謝」

【製造業で働く方向け】当たり前だからこそ伝える「承認と感謝」

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著者

棚橋 彩香

著者

棚橋 彩香

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、組織開発の一環としての社内イベントの企画・運営を行う。

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昨今、製造業で働く方々の中でも、働きがいのある職場づくりや従業員のエンゲージメント向上への意識が高まっています。そのような中で、「メンバーがマニュアル通りにしか動かない」「挑戦心や主体性が見えず、暗い顔をしている」といったお悩みをお聞きすることが多いです。

製造業の現場は、効率性や正確性が重視されるため、期日通りに完成することや、事故や問題がなく終えられることが当たり前と見なされがちであり、なかなか承認や感謝をすることが少なくなってしまうという実情があります。

しかし、承認や感謝が少ないと「間違えてはいけない」「余計なことはしてはいけない」とメンバーの主体性を押し付けてしまう可能性があります。

現場で問題が起きていない裏側には、メンバー一人ひとりの努力や工夫が隠れています。これらを見逃さずに認めること、そして感謝の意を伝えることが、メンバーの働きがいを高め、現場の活力を向上させる鍵となります。

人々が「働きがい」を感じるには、金銭的な報酬だけでなく周囲からの承認による手ごたえを創出することが重要です。今回は、製造現場で働く方々が、日々承認と感謝を伝えるためのポイントをまとめていきます。

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「承認と感謝」を伝えるポイント

日々の成果や努力を認める姿勢を持つ

たとえば、決められた手順を守りながらも、ミスを防ぐための工夫をしたり、トラブル発生時に迅速に対応したりすることは、現場の価値を高める重要な行動です。こうした取り組みに対して、「この工夫は素晴らしいね」「トラブル対応が早くて助かったよ」と具体的な承認を行いましょう。

感謝の気持ちを具体的に言葉で伝える

「ありがとう」と伝えるだけでなく、「○○さんのおかげでスケジュール通りに作業が進みました」「あなたの確認が徹底していたおかげで、エラーを防ぐことができました」というように、感謝の理由を具体的に述べると、メンバーは「自分の行動によって誰かを助けられた」と貢献を実感し、「今度は~~をやってみようかな」組織への主体性が向上します。

承認と感謝をチーム全体で共有する

個々人に直接伝えることも大切ですが、メンバー全員に対して具体的な成果や感謝を共有することも効果的です。
他のメンバーに知られることで、承認の価値がさらに高まります。まずは、朝礼や定例会議などのタイミングで、メンバーの成果や努力を具体的に挙げて言葉にすることから始めてみてはいかがでしょうか。

「昨日、○○さんが自主的に作業手順を見直してくれたおかげで、生産ラインがスムーズに進行しました。非常に助かりました」といった形で、承認と感謝を積極的に伝えてみてください。

「承認と感謝」は、一見すると小さな行動に見えるかもしれませんが、それを継続的に実践することで、現場の雰囲気が変わり、メンバーのエンゲージメントが向上します。そして最終的には、生産効率や品質向上といった成果に結びつくと考えます。

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