NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
皆さんの職場では、エンゲージメントサーベイを導入してからどのぐらい職場で活用されていますでしょうか。
導入している企業様からよくいただくご相談内容として、
- 診断を受けて数字を上げることが目的になってしまっている
- 結果をジブンゴト化できず言い訳・犯人探しになる
- スコアを見た後、何をどうしたらいいのかわからない 等々
いろんな課題がありますが、特に現場のマネジャーが持つ感情としては、「正直めんどくさい・・」という反応がよくあります。
そもそも管理職が巻き込まれたくない理由は何でしょうか?
サーベイの結果を使って、メンバーと対話して下さい”と言われた時に、どのような感情・反応があるでしょうか。
ある程度の期待を見込めないと人は動きたくない心理が働く
ということがあります。(参考)ブルームの期待理論より
具体的には、
- なぜ人事部の決めたことに従わなければならないのか・・仕事が増えて嫌だな
- 自分自身が評価されているみたいで嫌だな
- やって効果はあるのか
- メンバーを巻き込む際の反応が嫌だな
こういった心理的な感情をよくお聞ききします。
ただでさえ忙しいマネジャー層に対して、何か追加でプラスαの事をやらなければならないそんな状況が現場では起こっています。
そんな現場マネージャーを味方にする巻き込み方とは?
大きく5点ポイントがあります。
- Whyを伝える
「なぜやるのか」「どうやるのか」「何をやるのか」の3つを共有することで、動き出すイメージがわいてくるようにフォローすることが大事です。 - ビジョン(ありたい姿)を語る
周りのメンバーの賛同を得るためには、自分自身が、心からありたい姿を実現したいと思っているかが大事です。特に経営層やマネジャー層クラスが熱意を持って発信して行かないと現場に届きません。 - 相手の立場で共感し、相手のWillを明らかにする
人にはそれぞれの考え方や背景がありますので、日頃から相手をよく知り、相手のWillに共感しながら状況を踏まえて巻き込んでいくことが大事です。 - 小さな成功体験を作る
短期的な成果(成功事例)を作り、展開することが大事です。また、形が見えない取り組みだからこそ、良い取り組みに対して良いフォロワーになってもらう考え方が大事です。 - ギブアンドテイクを大切にする
人事や企画サイドはマネジャーに実施してもらう代わりに、相手に何を提供できるか、横で併走するくらいの意識を持てることもとても大事です。悩み事へのアドバイスや、推進ツールや資料の提供、取り組みへの感謝・称賛は必須で行っていただきたいところです。
上記のような観点を踏まえながら、巻き込まれる側の気持ちに寄り添いながら、施策を組織全体で推進していくことが望ましいと考えます。