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本当に面白いフォローアップ研修とは

本当に面白いフォローアップ研修とは

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著者

山口 陽輝

著者

山口 陽輝

大学卒業後、株式会社NEWONEに入社。HRパートナーとして、新人・若手から管理職層までの研修設計や新人・若手領域を中心に、ファシリテーターも行う。
社内では、新入社員育成の責任者として社内の育成体系づくり・育成風土醸成を推進する傍ら、Unitのリーダーとしてもメンバー育成を行いながらプレイヤーとして活動している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

多くの企業では若手社員向けのフォローアップ研修が行われていますが、その目的は単なる知識の確認や同期同士の再会を楽しむこと、今後求められるスキルをインプットすることだけではなく、参加者自身が成長を感じ、自己理解を深めることにあります。

特にZ世代は、自分の価値観や成長に対する興味が強く、ただ仕事をこなすだけではなく、自分自身を知り、より良い未来を描くことに意義を見出しています。

Z世代は、他者との比較や競争よりも、自己発見や自己成長を重視する傾向があります。だからこそ、フォローアップ研修は彼らにとって「真の自分に出会える場」として設計されるべきです。単なる同期との再会ではなく、これまでの経験や挑戦を振り返り、自己成長を実感することで、彼らのモチベーションを引き出すことが求められます。

フォローアップ研修の目的

フォローアップ研修において最も重要なのは、「真の自分」と出会うプロセスをサポートすることです。真の自分とは、自分の価値観や強み、弱み、そしてこれまでの経験や挑戦を通じて見えてくる、自分らしい姿です。Z世代にとっては、自己理解を深めることで、自分がどのように成長してきたか、どんな価値を提供できるかを認識することが特に重要です。

ただの振り返りではなく、彼らがこれまでの経験から学び、自分自身の未来に対する考え方を明確にすることが、この研修での主な目標です。この過程こそが、彼らにとって「本当に面白い研修」になるのです。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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具体的なアプローチ

1. 自己発見を促す問いかけ

   フォローアップ研修の中では、単に業務や成功体験を振り返るだけではなく、「自分が本当に求めているものは何か」「今後どのように成長していきたいか」といった深い問いかけを行います。これにより、参加者は自身の経験を基に、自己成長の道筋を再確認し、今後の行動につなげることができます。

2. 具体的なフィードバックと内省の時間

   自分の行動や結果を振り返り、具体的な改善点や強みを見つけるために、フィードバックは重要です。しかし、単に結果を指摘するだけではなく、なぜその結果に至ったのか、どうすれば次に成長できるのかを深掘りするプロセスが必要です。また、内省のための時間を十分に設け、自分と向き合うことで「真の自分」に気づかせる環境を提供します。

3. 似た境遇に置かれている同期との対話

   同期との再会はフォローアップ研修の楽しさの一部ですが、それ以上に重要なのは、似た境遇にいる同期と深い対話をすることです。同じ経験を持つ仲間との対話を通じて、自分だけでは見えなかった新たな視点を得たり、他者の成長や課題から学ぶことができます。こうした対話は、自分の経験を振り返り、他者との比較ではなく、自己理解を深める機会を提供します。

まとめ

本当に面白いフォローアップ研修とは、ワークが楽しいだけのものではなく、参加者が自分自身の成長を実感し、真の自分に出会う場です。特にZ世代は自己発見を重視する傾向が強く、研修の中で自分がどんな人間であり、何を求めているのかを理解することが、彼らにとって最大のモチベーションとなります。

企業は、単なる振り返りや同期との再会の場、今後求められるスキルをインプットする場だけではなく、自己成長を支援する研修を提供することで、Z世代のエンゲージメントとキャリアに対する意欲を高めることができるでしょう。