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近年、ハラスメントやメンタルヘルスの問題が話題になる中で、1on1ミーティングやキャリア支援など、メンバーとの関わりを深める施策の浸透が進んでいます。しかし、「どのようにメンバーと向き合えば良いのか?」と悩んでいる上司の方々も多いのではないでしょうか?
管理職研修や1on1研修ではよく「信頼関係を築きましょう」と言われ、そのための具体的なアクションが求められます。ですが、信頼関係を築くのは一筋縄ではいきません。
信頼を得ることができたという明確な「ゴール」が見えない中で、メンバーとのかかわり方に意識を向け続けることは、多くの上司の皆さんが悩まれることかと思います。
そこで今回は、「成長意欲の高い若手社員」にターゲットを絞って、信頼関係を築くポイントを3つお伝えします。
1. 失敗する経験をさせ、フォローする
若手社員にとって、失敗は避けたいものです。とはいえ、成功ばかりでは成長は望めません。あえて挑戦の機会を与えることが大切です。この機会を与えた後のフォローこそが、信頼関係を強化します。機会を与えてそのまま任せるのではなく、常に状況は追っておくことで、若手社員は「必ず一緒に何とかしてくれる」という確信を持つことができ、上司への信頼感を持って、安心して挑戦することができます。
2. 偽らず本音で話す
若手社員が信頼する上司は、建前ではなく、本音でコミュニケーションを取ることができる人です。時には厳しいフィードバックをしながらも、真剣に向き合い、真正面からぶつかっていくような対話をすることで、メンバーは「この上司は自分を見てくれている」と感じ、信頼が深まります。
逆に、メンバーに対して常に優しい言葉や迎合ばかりの上司では、自分のモチベーションをコントロールされているような感覚を持ち、むしろ信頼関係を築きにくい状態になってしまいます。
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3. 課題にも目を向けさせる
成長したいと思いながらも、自分が苦手な部分や避けたい課題に対しては目を背けたくなるのが人間です。メンバーが逃げたいと思っている部分にあえて目を向けさせ、課題に取り組む機会を与えるかかわりは、上司とメンバーの信頼関係構築につながります。時には嫌な上司と思われることもあるかもしれませんが、メンバーの成長のためのかかわりだとこらえることで、後々信頼関係は醸成されていきます。
一方で、メンバーの弱点に目をつぶり、そのまま放置してしまうと、メンバーの育成にも、信頼関係にも繋がりません。メンバーが自身の弱点に気づき、それに向き合えるような環境を作ることが、上司の重要な役割です。
まとめ
信頼できる上司とは、ただ「優しい」だけの存在ではなく、時には厳しく、本音で向き合い、メンバーを挑戦させる存在ですが、「ただ優しい」上司と紙一重の存在とも言えるかもしれません。しかし、その大きな違いは「メンバーの成長を第一に考え、行動すること」にあります。
一見優しい上司はすぐに信頼されるように思われますが、メンバーの成長意欲を高め続け、その意欲をうまく成長に還元していける上司こそが、長期的に見て信頼関係を築けると言えるのではないでしょうか。