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良質な『聴いてくれる』体験が部下に影響を与える

良質な『聴いてくれる』体験が部下に影響を与える

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著者

大槻 美幸

著者

大槻 美幸

大学卒業後、IT機器メーカーへ営業として従事、その後株式会社シェイクに転職し、2018年1月に株式会社NEWONEに創業メンバーとして参画
管理職主導型の組織開発事業部のマネジャー(シニアHRパートナー)として、「上下の関係性を想いでつなぎ、組織へ循環させる」ことをテーマに若手から管理職層まで人材育成や組織開発コンサルティング、研修設計などを幅広く実施し、顧客の課題解決に向き合う

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

昨今様々な企業様から管理職層の研修設計において、研修と職場での実践を通じて半年間~1年弱程度の長期的な設計をさせていただくことが増えております。

背景としては、

  • 昨今のマネジメントにおける基礎を理解させ、研修で終わりではなく、学んだことを職場での行動を継続して欲しい
  • プレイヤー業務も多いため、なかなか管理職の行動変容につながらない可能性が高い
  • 管理職が忙しすぎて自分自身を顧みる機会がじっくりと持てていない

このような状況下から、ある製造業の会社様で管理職層を対象にマネジメント研修を実施させていただきました。

全体の設計としては、研修は1回単発で行うのではなく、フォローアップ研修を計4開催セットで行いました。また、各研修で立てたアクションプランを元に、職場で約2ヶ月間の実践を行っていただきます。各研修と研修の間2か月間の実践期間にコーチングも実施させていただく流れです。

研修の間に実施する実際の個別でのコーチングの場では、管理職の方々の悩みは多種多様でした。

テーマは、部下育成から始まり、チーム作り、体制面、事業や組織の作り方、ご自身のキャリアについて等々。研修の場だけではいきれない、個別具体の話しが多岐にわたり、相当悩みながら日々の課題に向き合っておられる様子が伺えました。

ひとり一人、じっくり状況をヒアリングし、質問で考えを深めていくことで、新たな気づきにつながったり、時には一緒に考え悩み、こちらから解決策のヒントやアドバイスをさせていただいたりと、そんな話をしているとあっという間に1時間経過します。

開始当初は曇りがちだった表情がパッと明るくすっきりとした状態となり、

  • 課題について普段、表面的なことしか捉えられておらず、話していて整理された
  • 自己課題に向き合う時間がそもそも時間取れていなかった
  • 何よりもこのような話を普段、じっくりきいてもらったり、相談したりが職場でできないので、非常に助かった
  • 外部からの客観的なアドバイスも参考になった

などといった、声をいただきました。

研修内では扱いきれない、職場のリアルタイムの課題にしっかり向き合い、変化を生み出すきっかけになったと感じております。

普段はなかなかご自身の課題についてじっくりと内省する時間が取れていないことがマネジャー層には多いと思いますが、コーチング等を用いて、自分自身をどのように変革させていくべきか、向き合う時間はとても有効だと思います。

また、役職が上になればなるほど、求められることが増えマネジメントの難易度が高まり今まで経験したことない課題にぶち当たることも多いと思います。

ご自身に向き合いながら、課題をクリアしていくことでその方の成長につながります。

そして、中長期的に考えると、その時の管理職の方の経験を、どのように乗り越えたのかは、次の世代に引き継がれていきます。その時に、コーチング時のようにじっくり話を聴いてくれたことや、質問で考えを促された、気づくきっかけがあったという経験をすればするほど、メンバーにもそのようなかかわりができると考えます。

そんな未来を見据えて、頑張る管理職の方々の支えになればと、日々願いながら、各企業様の応援をしております。