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「能動的に受け身になる」ことでキャリアを広げてみる

「能動的に受け身になる」ことでキャリアを広げてみる

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著者

長畑 和子

著者

長畑 和子

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、キャリア自律をテーマとした新商品開発や社内の新入社員育成の推進メンバーとして組織風土づくりに取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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昨今、お客様から「キャリアについて考える研修」のご相談を頂くことが年々増えています。そこで出てくるのが「自律的に・主体的に」キャリアについて考えるためには受け身ではいけない、という課題感。

私自身もキャリアを考える、キャリア自律行動をする、ということは要するにどういうことか、を日々ご支援しながら自分に問い直す日々ですが、その中でなるほど!と目からうろこな発見があり、本日はこちらについてシェアしたいと思います。

それは「能動的に受け身的であること」も立派なキャリア自律行動である、ということです。

キャリア(人生)全体を振り返ってみると、全てを企てて、行動した結果、100%臨んだ通りの状態になる、ということはほとんど無いと思います。

実際には、キャリアを歩む過程で出会った他者からのアドバイスや、ひょんな繋がりから人生の転機を迎えたり、ちょっとした変化が起きる、

ということがどこかしらであるものではないでしょうか。

そうした時、何をしたい/どうありたいかは分からないけど、とにかく周りの人のおすすめや情報をまずは食わず嫌いせず、実行してみる、と自己決定する(=能動的に受け身的であることを決める)ことは、その「ひょんなきっかけ」をどんどんと自ら増やしていく行動とも言える、という考え方です。

人がキャリアに対して不安になる、キャリアがすぼんでいく、という背景には、分からなくて行動できないままでいること・自分の中でのルーティンが確立されてしまい、新しいことへハードルを感じてしまう…と言った「固定化」にあると感じます。

(後回しにしていた業務が、取り組み始めると以外と早く終わるのだが、取り組むまで時間が空けば空くほど、どんどんと 億劫になる…等も近しいですね。)

キャリアを考える、キャリア開発行動を起こす、と聞くと、セミナーに行ったり、勉強したりと大変そうなイメージを持ちやすいかもしれませんが、まずは「能動的に受け身になる」ことを一つ、選択肢に入れてみる、メッセージとして発信してみる、ということも、1人ひとりの一歩を後押しするきっかけになるかもしれない、そんな気づきのシェアでした。