最終更新日:

若手にとって「本当の自信」を感じる重要性とは?

若手にとって「本当の自信」を感じる重要性とは?

<a href=青木 美奈" width="104" height="104">

著者

青木 美奈

著者

青木 美奈

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。特に女性活躍、ダイバーシティ推進に注力している。社内では、メソッド記事の作成を推進している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

「イマドキの若者は自信がない」そんなことを聞いたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

若手向けキャリア研修では、「自分に自信が持てない」、「成長しているか不安」等、自信が持てないことで悩んでいる声も多く聞こえてきます。私自身も、自分に自信が持てない、と悩むことも多くあります。

そこで今回は、「本当の自信」を手に入れる若手にとっての意義を、『小さなことに左右されない 「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』を参考にしながらご紹介します。

「本当の自信」とは?

「本当の自信」とは、自己肯定感や自尊心と呼ばれるようなBEの自信のことを指します。

自信には、DOの自信とBEの自信があります。

DOの自信とは、行動したことによって得られた成果に対する自信のことです。成果に対して自信を感じるものなので、成果を出せていないと自信を感じられなくなり、成果を出せなければ自分には価値がない、という考えに陥りがちになる不安定な自信であると言えます。

それに対して、BEの自信とは、「あり方」を大切にしている自分自身を誇らしく、愛おしく感じることができる状態を指します。自分という存在そのものに対して、「そこはかとない安心感」を持っているようなものです。DOの自信と違って、自分自身のあり方に対して感じるものなので、ちょっとやそっとのことでは折れない自信なのです。

例えば、「人には誠実に向き合いたい」、「自分の限界を決めずに過ごしていたい」等、「〇〇な状態で過ごしている自分、なんだか良い感じだな」と感じている状態がBEの自信を持てている状態と言えます。

BEの自信とは、実際に人と誠実に向き合えているか、限界を決めずに過ごせているかの成果は関係なく、「こういう自分で過ごしていてなんだか心地良い」と感じることなのです。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

開催中のセミナーを見てみる

「本当の自信」を感じるためには?

「本当の自信」であるBEの自信を感じるために、『小さなことに左右されない 「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』では9つのステップが紹介されています。

STEP1 心の奥の「自信のなさ」に気づく
STEP2 「折れない自信」の正体を知る
STEP3 無理に「自信をつけよう」としない
STEP4 「自信がない」のウソを見抜く
STEP5 「今はこれでよい」と受け入れる
STEP6 「ありたい自分」をイメージしてみる
STEP7 「自分はどう見られているか」を考えない
STEP8 「自信を失わせる相手」にふりまわされない
STEP9 「小さな行動」で一歩踏み出す

その中でも特に若手の時に大切にしたいのは、「本当の自信」とは何か、まずは正しく理解することです。

漠然と、「自分には自信がないから」と思い込み、新しい挑戦や行動から逃げている人は多くいるのではないでしょうか。若手からバリバリ組織の中で活躍したり、成果を出すことは難しい場合も多く、「成果を出せていないから自分に自信が持てない」と落ち込む人も多くいるかもしれません。

しかし、成果を出すためにも本当に必要なのは、自分自身の今に集中し、自分のあり方に自信を持って一歩踏み出すことだ、とまずは理解することが重要です。

不確実な未来のことを想像して不安になったり、周囲からどのように見られているかを気にしすぎている状態では、自分の本当の能力を発揮することは難しく、成果・成長にもつながりにくくなります。

自分自身の今に集中し、一歩踏み出して小さなことから挑戦してみることで、後からDOの自信を獲得することにもつながるのです。

このように、分かりやすい成果から得られるDOの自信を獲得しにくい若手だからこそ、「本当の自信」であるBEの自信を正しく理解し、まずは少し行動してみることが、必要なのです。

若手の自己効力感を高め、「あり方」を考えるのを促す若手向けキャリア研修はこちら