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「メンバーのモチベーションが上がらない」ことへの上司の向き合い方

「メンバーのモチベーションが上がらない」ことへの上司の向き合い方

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著者

降籏 光星

著者

降籏 光星

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手の育成体系作りから管理職主導の組織開発等幅広い階層を支援している。また、一般企業だけでなく大学でもキャリア自律をテーマに支援をしている。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

時代の流れとともに若手のキャリア観や仕事観が大きく変わった。
これまで通りのマネジメントや組織の在り方では今後、成長は見込めない。

という考えを持たれている人事担当者の方々、現場の責任者の方々は多くいらっしゃるのではないかと思います。

しかし同時に、管理職の皆様の本音としては、

・日々忙しくて、正直研修に参加している場合ではない
・結局はメンバーの意向ありきであり、我々にできることはない

といったお気持ちがあるのではないでしょうか。

そんななか、とある企業様と組織力向上をテーマとして、半年間の伴走型管理職研修をご一緒させて頂きました。

その際、管理職の皆様の認識が変わり、組織風土が変わるファーストステップを目の当たりにしたので、その時の様子を簡単にお伝えできればと思います。

受講者の皆様が日々の忙しさ等から、様々な難しさを抱えられているのは承知の上で、今回のプロジェクトを進めていくにおいて全員で話し合い、以下の2点を全体の意識するテーマとして設定しました。

  1. 「その矛盾の中で管理職としてどう対峙できるかが力量である事」
  2. 「難しいのは分かっている中で、”どうありたいか”を徹底的に問う期間とする」

すると、受講者の皆様に変化が生まれ始めました。

「メンバー本人のモチベーションが低いのに、管理職である自分が彼らのモチベーションを上げられる訳がない」と課題意識を発言した方に対して「モチベーションの低いメンバーがいるのではなく、モチベーションを上げられない我々が問題なのではないか?」と受講者同士で刺激し合う場になりました。

今回の研修の最大の成果は「本気で対話する事で、不満だけではなく”本当はこうありたい”の本音が場に出た事」だと感じます。

現状に難しさを感じていても未来への希望は必ず全員持っていますし、今が苦しいのは”本当は到達したい未来”が見えているからだと思います。

今後も多くの人の奥底の想いを引き出す場を作れるように精進していきたいと思います。