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「納得したアクションを起こせない」の原因とは?

「納得したアクションを起こせない」の原因とは?

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著者

高藤 賢

著者

高藤 賢

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員から管理職層まで幅広い階層を支援。社内では提案書の集約システムの構築、社内マニュアルの管理等、業務効率化に向けた仕組みづくりを行っている。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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動かなければ始まらない。とにかく打席に立つしかない。
と考え、何冊かの自己啓発本を読み、

・行動して、目標達成するには習慣化すれば良い
・行動を起こすには、最初の一歩を小さくすれば良い
・モチベーションを高めるには内発的動機が重要
・少し行動し始めるだけで、やる気が出てくる

等、動くためのコツや仕掛けを知ることはできたものの、なんとなくアクセルが踏み切れなかった自分。動けたとしても、「どこか腑に落ちない」「上手くいくか分からないから心配」と思っていた自分。

そんな中、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一氏の『0秒で動け』というタイトルに惹かれ
今、自分がなぜ納得したアクションを起こせていないか、その原因を探ろうとこの本を読んでみることにしました。

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行動できる人とは?

本書を読む中で、
「行動できる人=仮説を持っている人」
というあまり見慣れない一文に出会いました。皆さんはどういう意味だと思いますか?

まず、これと反対な人はどんな人か、を考えると
「データや事実の中で悶々とし続けて動けない人」、もしくは「何も目的なく、がむしゃらに動く人」だと考えることができます。自分自身、最近納得できる行動ができていないと感じたときは、行動を起こすこと自体が自己目的化し、良さそうな本を読んだり、調べるだけで行動した気になっている等、やみくもに行動していました。そのまま、なりたい自分になるために行動したのに、効果がなかった、なりたい自分に近づけている気がしない、という状態に陥っていました。

ここで、「行動できる人=仮説を持っている人」の意味に戻ります。本書では色々な文脈で語られていましたが、私なりにまとめますと、「動くという結論」を出すためには、動くことに価値がありそうだという仮説が必要であり、その仮説をはじき出せる人が動ける人である、と解釈することができます。では、その仮説を持つには何が重要なのでしょうか?

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行動するための仮説を生む上で重要な3つの要素

本書には、仮説を生むには「志」「妄想」「好奇心」の3つが重要と記載されていました。それぞれの意味を掘り下げると、

志 …Goal/Vision。自分の人生・仕事で何をしたいか。

妄想 …集めたネタに対して、年がら年中「これが自分だったらどうか?」と考え、常に仮説を持とうとすること。また自分の志と照らし合わせて考えること。

好奇心 …仮説や妄想を生むために必要な、世の中への興味・関心。

という意味だととらえることができます。

これら3つを素に仮説を立て、いったん頭出しの結論を出すことで、あとは「ひとまずやってみる」だけの状態ができます。

まとめ

ここまで読んでいただき、
ひとまずやってみる、とはいえ、それが難しいんじゃない??
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

本書では、「どのようにして一歩を踏み出せば良いか」の仕掛けについても分かりやすく書かれていました。ぜひ興味のある方はご一読ください。私自身、本書を読み、確かめたい仮説が不明瞭なまま行動してしまっていることも多くありました。「行動できる人=仮説を持っている人」という言葉を旨に、「志」「妄想」「好奇心」に磨きをかけたいと思います。