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若手社員の横並び意識を変える一手とは?

若手社員の横並び意識を変える一手とは?

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著者

館越 友哉

著者

館越 友哉

Salisbury University/Psychology major卒業後、株式会社NEWONEに入社。入社後、マーケティング部門で新商品開発に従事し、働き方改革ゲーム、エンゲージメントゲーム等のコンテンツ開発責任者および新卒採用担当を兼任。新人育成から管理職育成までコンサルタントとして営業・プログラム開発に携わっており、主に新人・若手領域、キャリア開発のファシリテーターとしても活躍している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

9月、10月は新入社員や2~3年目研修のフォローアップ研修が実施されることが多い時期でもあり、この2ヶ月で数多くの若手社員の皆様とファシリテーターという立場でご一緒させて頂きました。

フォローアップ研修は、各企業様や階層によって目的が変わってきますが、弊社の研修の中では、必ず前回の研修で立てたアクションの振り返りを行っております。
目的は研修によって異なっても、振り返りによって手ごたえを掴むことは、どの研修の中でも大切にしている仕掛けです。

この2ヶ月、この振り返りによって、若手社員の方々には「できていること、できていないこと」に対しては、同期との横並びを好む傾向があると感じました。周りの同期ができていることができていない方は顕著に焦るし、周りもできていなかったら安心する。
ある意味健全な状態ですし、同期も悩んでいるからこそ、自分も頑張ろうという意識を醸成する場ことを意図している部分もあります。

しかし、私がこの“横並び意識”に感じた危機感は、自分で高い目標・基準を設定して、行動できる方は少ないという事実でした。
今や「キャリア自律」というワードが普通に使われ、力を入れている企業も少なくありませんが、キャリア自律とは真逆の意識(横並び意識)の方が、非常に多かったのが印象的でした。
一方で、若手社員の皆様の話を聞いていると、無意識にこの状況になっていることに気づいておらず、キャリアに対して不安が多いという事実でした。

キャリア自律=自分で考える(個人次第)という捉え方が基本ではありますが、職場で自律を支援する仕組みがないと、本当の意味でのキャリア自律は実現できないと感じた瞬間でした。

若手の皆様は不安に感じつつも、どのように自分で動いて良いか分からないからこそ、無意識に“横並び”で満足してしまう。このような状況を変えるには、フォローアップ研修のように、定期的に自分について考える時間をつくることや、職場での日頃の意識づけやサポートが必要だと改めて感じました。
キャリア自律というワードを使って、支援を放置しないよう、私たちも心がけていきます。