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新入社員にマインド・スタンスの重要性に気づいてもらうには?

新入社員にマインド・スタンスの重要性に気づいてもらうには?

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著者

高藤 賢

著者

高藤 賢

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員から管理職層まで幅広い階層を支援。社内では提案書の集約システムの構築、社内マニュアルの管理等、業務効率化に向けた仕組みづくりを行っている。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

先日、新入社員約30名に対し、新入社員フォローアップ研修を対面で実施させて頂きました。
配属前の導入研修時には、ビジネスパーソンに必要なマインドを考えたり、自身の歩みたいキャリアや大切にしたい価値観等を言語化したりして頂き、それを踏まえて職場で実践する具体的なアクションを決めて頂きました。

具体的なアクションを設定していただいたため、
「職場でアクションを実践でき、成長を感じられている」
と話す方もいらっしゃいましたが、一方でいざ研修で学んだことやアクションプランを実践してみようとはしていたものの、
「配属前に想像していた業務とはギャップがあり、なかなか実践できなかった」
「思っていたよりも上司の方が忙しそうで、上司に声をかけるタイミングが難しかった」

等、導入研修時には見えていなかった壁やハードルを感じている方が多くいらっしゃいました。
また、その受講者の実践での振り返りを通しての悩みを聞いていると、
「スキル不足を感じている」
という発言をしている方が多いと感じました。

研修の中では、そういった受講者を想定し、周囲の人を巻き込むための「コミュニケーションスキル」を扱うパートもありましたが、軸としていたのは「今、目を向けるべきはスキルや専門性ではなく、マインド・スタンスである」ということでした。

マインド・スタンスの重要性に気づいてもらう仕掛けとして、自分がこれまでに仕事で提供してきた価値を考える中で、正直期待を下回ってしまったと思う経験を振り返り、どうすれば期待を超えることができたか、を考えて頂くワークを実施しました。

すると、受講者からは、
「あのとき上司から求められていたのは、スキルではなく、○○を意識した行動だった」
「関わり方を変えるだけで、期待を下回ることは防げていた、、」

と、足りていなかったのはスキルではなく、上司と関わるときのスタンスや自分の意識が足りていないだけであった、という気づきが生まれていました。

配属された直後にスキルや専門性の不足を感じるのは、ある程度やむを得ないことだと思います。そういった新入社員の方々にマインド・スタンスに目を向けて頂くために、経験を振り返り、そしてリベンジするとするならどうするか、を考えることがアプローチとして有効であると感じました。