最終更新日:

若手社員の価値観を日常から探る

若手社員の価値観を日常から探る

<a href=髙嶋 耕太郎" width="104" height="104">

地方広告代理店、地方公益社団法人での勤務を経て、バックオフィス支援を行う会社に入社。社内コミュニケーション活性施策の営業、新卒合同説明会の制作、総務常駐チームのリーダーを務める。2022年に株式会社NEWONEに入社後は、研修をメインとした人材育成・組織開発のHRパートナー、研修ファシリテーターとして従事。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

メンバー育成において、相手の価値観を理解することは極めて重要です。

なぜなら、価値観に沿ったジョブアサインやフィードバックを行うことで、本人がスムーズに受け止め、成長しやすくなるからです。

しかし、「あなたの価値観を教えてください」と聞いても、なかなか答えられなかったり、答えにくかったりするもの。では、どうやって価値観を知ればよいのでしょうか?

そのヒントが、「口癖」にあります。

例えば、口癖としてよく出るのが「いや、でも…」という言葉。

この口癖のある人は、単に否定的なのではなく、慎重派でリスク回避志向が強い可能性があります。
「本当に大丈夫か?」と一旦考えたくなるタイプです。こういう人には、いきなり「やってみよう!」と背中を押すのではなく、「確かに不安な点もあるよね。その上で、こうすればリスクは下げられると思うけど、どう?」と、不安に共感した上で進め方を提案すると納得しやすくなります。

もう一つ、よくあるのが「なるほど」という口癖。

この言葉を頻繁に使う人は、共感を大切にし、じっくり考えるタイプかもしれません。
一度受け止めてから、自分の意見を整理する傾向があるため、話を急かされると答えづらくなります。
こういう人には、「どう思う?」と聞いた後、すぐに次の話題に進まず、少し待つ時間を取ると話しやすくなるでしょう。

このように、口癖に注目すると、相手の価値観が見えてきます。

「あなたの価値観は?」と聞かなくても、その人の思考のクセや大切にしていることが、日常の言葉に表れているのです。

一度、あなたの周りのメンバーの口癖を意識してみてください。それが、育成やコミュニケーションのヒントになるかもしれません。