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メンバー育成において、相手の価値観を理解することは極めて重要です。
なぜなら、価値観に沿ったジョブアサインやフィードバックを行うことで、本人がスムーズに受け止め、成長しやすくなるからです。
しかし、「あなたの価値観を教えてください」と聞いても、なかなか答えられなかったり、答えにくかったりするもの。では、どうやって価値観を知ればよいのでしょうか?
そのヒントが、「口癖」にあります。
例えば、口癖としてよく出るのが「いや、でも…」という言葉。
この口癖のある人は、単に否定的なのではなく、慎重派でリスク回避志向が強い可能性があります。
「本当に大丈夫か?」と一旦考えたくなるタイプです。こういう人には、いきなり「やってみよう!」と背中を押すのではなく、「確かに不安な点もあるよね。その上で、こうすればリスクは下げられると思うけど、どう?」と、不安に共感した上で進め方を提案すると納得しやすくなります。
もう一つ、よくあるのが「なるほど」という口癖。
この言葉を頻繁に使う人は、共感を大切にし、じっくり考えるタイプかもしれません。
一度受け止めてから、自分の意見を整理する傾向があるため、話を急かされると答えづらくなります。
こういう人には、「どう思う?」と聞いた後、すぐに次の話題に進まず、少し待つ時間を取ると話しやすくなるでしょう。
このように、口癖に注目すると、相手の価値観が見えてきます。
「あなたの価値観は?」と聞かなくても、その人の思考のクセや大切にしていることが、日常の言葉に表れているのです。
一度、あなたの周りのメンバーの口癖を意識してみてください。それが、育成やコミュニケーションのヒントになるかもしれません。