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「推せる職場ゲーム」から見えてきた組織課題と向き合うポイント

「推せる職場ゲーム」から見えてきた組織課題と向き合うポイント

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著者

高藤 賢

著者

高藤 賢

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員から管理職層まで幅広い階層を支援。社内では提案書の集約システムの構築、社内マニュアルの管理等、業務効率化に向けた仕組みづくりを行っている。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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先日、管理職研修の中で、2024年8月にリリースされた「推せる職場ゲーム」を実施する機会をいただきました。この推せる職場ゲームは、現実世界を模したゲーム体験を通じて、自分の職場を“もっと推せるに職場する”ことを目指す、シミュレーション・ゲームです。

「働きやすさは改善してきた気がするものの、働きがいを高めるにはどうすればいいかわからない」
「組織課題が複雑に絡み合っており、何から施策を打てばいいのか途方に暮れている」

現代の職場の多くはそんな状況であり、組織課題に悩むのは経営層や人事だけでなく、管理職の皆様も同様かと思います。

今回は、そんな組織課題と向き合う管理職の皆様とご一緒する中で気づいた「推せる職場ゲーム」の魅力と、組織課題に向き合うために改めて重要だと感じた2つのポイントについてお伝えします。

推せる職場ゲームの魅力

  1. ゲームに没入することで、組織課題への手触り感が芽生える
    組織サーベイで明らかになったスコアを見ても、なかなか“手触り感”がなく、実際に組織で何が起こっているのか、イメージが湧かない。そういったご相談も多い中、研修では、推せる職場ゲームをご体感いただいた後、
    「サーベイの項目と課題がつながって見えるようになった」
    という声が挙がっておりました。ゲームの中で、組織課題に対して施策を打つ「当事者」として問題を捉えることが上記の気づきをもたらしていると考えています。
  2. “モグラたたき状態”への気づきと、ビジョンの重要性を実感
    組織においては、施策を打っても効果がないケースや、目の前の問題が解決できたと思っても根本的な改善がなく、問題が再発するようなケースがあります。このゲームでは、そうした状況を打破するうえでポイントとなる、モグラたたき状態に気づき、組織のありたい姿を考えることの大切さに自ずと気づく仕掛けがあり、ゲームだからこそ気づきやすいポイントもあると感じました。


以上が、研修でご一緒する中で、新たに気づいた魅力でした。続いて、ここからは管理職の皆様が、職場に戻ってからどうするかについて考えていただいた中で、職場の課題解決をしていくうえで重要であると感じたポイントを2つ紹介致します。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
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組織課題と向き合ううえで重要な2つのポイント

  1. 真因を考え、課題を再設定する
    組織課題を解決するためには、表面的な問題ではなく、その背景にある共通要因や根本的な課題を探し、真因を考えることが不可欠です。1つの問題に対してモグラたたき的に施策を打つのではなく、「何を課題とするべきか」を再定義することで、より的確なアプローチにつながると感じました。
  2. 施策の効果を最大化するための前提条件を押さえる
    効果的な施策を打つためには、ダニエル・キムの成功循環モデルにもある通り、職場の「関係の質」が重要な基盤となっていることを念頭においた上で、優先して取り組むべき施策を考えることが前提であると感じました。まずは衛生要因を整えながら、関係の質の土台をつくる。管理職の皆様が職場に戻ってからどうするか、をお考えいただくなかで、業績目標の達成も外せない中で、いかに組織づくりに着手できるか、が大切であると感じました。

※参考)ダニエル・キム『成功循環モデル』

まとめ

あくまでゲーム上での話。と割り切ることもできますが、ゲームの中での気づきを私なりにまとめさせていただきました。自分のチームだけではなく、組織に目を向け、課題解決を目指す管理職の皆様にとって、少しでもお力になれれば幸いです。

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