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近年、企業において3年目でのメンバーの離職率が増加傾向にあります。しかし、この数値は単純に外部要因や労働環境の問題だけではありません。コミュニケーション不足、仕事の重圧、そして意欲の欠如など、内部要因も大きく影響しています。
ここでは、3年目のメンバーがやる気を持ち、職場にとどまるために重要なポイントをまとめました。
キャリア自律という呪い:選択肢の広がりが招く若手社員の不自由さ
1. 明確なキャリアパスを示す
新しい会社で働き、業務に慣れてくると、メンバーたちは「次に何をすればいいのか分からない」と思うようになります。そのため、明確なキャリアパスを示すことは、チームメンバーにとって非常に重要です。 昇進の可能性や資格取得など、具体的な目標を設定し、達成できたときには報酬や賞賛を与えることで、意欲を高めることができます。
2. メンター制度を導入する
「上司は先輩だけど、先輩は忙しいから相談できない」という悩みを抱えるメンバーは決して少なくありません。このような場合、メンバーが意欲を持ち続けるためには、メンター制度を導入することが有効です。 小規模なグループで、経験豊富な先輩がサポートすることで、相談できる場ができ、課題を解決することができます。
3. パフォーマンスレビューに時間をかける
不当な評価によって、やる気を失ってしまうこともあります。そのため、パフォーマンスレビューは十分な時間をかけて行うことが必要です。レビューの際には、目標達成状況ややりがいなど、仕事に関する様々なことを話し合い、フィードバックを送ることで、意欲を高め、モチベーションを維持することができます。
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4. ワークライフバランスの実現
長時間働かされ、プライベートの時間が減少することも、離職の大きな要因となります。そのため、1人1人に合ったワークライフバランスを実現することも重要です。過剰な残業や出張の是非、裁量労働制度の導入など、一定のフレキシブルな制度を設けることで、メンバーがストレスを溜めずに働くことができます。
5. 社内プログラムの開催
社内のプログラムを通じて、メンバーがスキルアップし、新しいことを学ぶ機会を提供することで、意欲を高めることができます。社内ワークショップや外部研修等、種類は多岐にわたりますが、社員が自由に参加できるものや、自分のキャリアに関連したものをピックアップするなど、企画が多様化している場合が多いようです。
まとめ
3年目のメンバーが離職する理由には、様々なものがあります。企業側は、それらを理解し、メンバーがストレスなく働き、やる気を持ち続けられるように、様々な対策を講じることが求められます。「従業員よりもメンバー」「モチベーションよりも意欲」といった企業文化を意識しながら、3年目のメンバーと共に成長することができるよう、取り組んでいきましょう。