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新人フォロー研修の適切なタイミングとは? 

新人フォロー研修の適切なタイミングとは? 

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著者

山口 陽輝

著者

山口 陽輝

大学卒業後、株式会社NEWONEに入社。HRパートナーとして、新人・若手から管理職層までの研修設計や新人・若手領域を中心に、ファシリテーターも行う。
社内では、新入社員育成の責任者として社内の育成体系づくり・育成風土醸成を推進する傍ら、Unitのリーダーとしてもメンバー育成を行いながらプレイヤーとして活動している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

新入社員の方を対象としたフォロー研修をいつ行うべきか、お悩みの企業様も多いのではないでしょうか。
今回私は、新人フォロー研修の1回目は【配属1,2か月後】に実施するべきだと感じるお話をさせていただきます。

様々な企業様とご一緒していると、多くの新入社員が配属1,2か月のタイミングで、新人研修で学んだ内容や気づいたことを実践してみてもうまくいかず、「自分の学び・気づき、大事にしたい想い」より「上司に言われたことを思考せずに言われた通りにこなす」ことが重要だと学習している様子で、その積み重ねが主体性の不足につながるのではないかと感じました。

失敗したくないという想いがとても強いZ世代からすると配属1,2か月の失敗体験は強烈なものです。

その強烈な体験に対して適切なフォローができないと、言われたことしかできない受け身的な新人が育つ可能性が高まります。

だからこそ、配属1,2か月のタイミングで再マインドセットを行い、

・「失敗するのは当たり前であり、そこから経験学習サイクルを回す必要がある」
・「上司の言うことを聞くのは良いことだが、目的を捉えずに動くことはNG行動である」
・「この1,2か月でもたしかに成長できている」

といったメッセージに気づいていただくような新人フォロー研修が必要だと感じました。

もちろんもう少し長い期間で振り返る、例えば入社1年を振り返る新人研修も必要だと思いますが、受け身が助長される前にもフォロー研修を設計されることをお勧めします。