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「キャリアに当事者意識をもつ若手」に変わっていくには

「キャリアに当事者意識をもつ若手」に変わっていくには

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著者

三浦 琳斗

著者

三浦 琳斗

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。社内では組織開発の一環としてのイベントの企画・運営を行う。人事として、採用にも取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

昨今、「若手のキャリア自律を促したい」という企業様からのご要望が増えてきました。

しかし、若手層はまだまだご自身のキャリアへの当事者意識を持ち切れなかったり、現実味がわかないことも多く、「キャリア自律させようにも、そもそもキャリアに対する当事者意識が足りない」という声もよく聞かれます。

それでは、若手社員がご自身のキャリアに対して当事者意識を持つためには、どんな方法があるのでしょうか?

ひとつは、定期的にキャリアプランシートを作成することで、内省を促すという方法です。
人事様や上長の方が一緒に内容を吟味し、内容を深めてあげることも有効です。

しかし、提出すること自体が目的になってしまったり、忙しい中で内省の時間が十分に取れないという可能性もあります

そこで必要となるもう一つの方法が、周囲との対話を通じて内省を促すという方法です。
そのためのきっかけ作りとして、とある企業様で研修をさせていただきました。

研修冒頭は、

・キャリアについて考える重要性は分かっているけど、考える時間がない
・キャリアってよく聞くけど、自組織で実現してみたいことが見えてこない

という状態でした。

時代の変化や、キャリア=自己決定であることをお伝えしたうえで、10年後までの自身のキャリアを描きました。
さらにそのキャリアに向けて今後獲得していきたいスキルや経験、大切にしたい価値観を考えました。

そうすると受講者からは

・キャリアについて考えていくときには「自己決定」が大切であり、選んだ道を正解にしていくことは面白い
・今後獲得したいスキルや経験を考えるって、自組織であまり考えてこなかったから今後ワクワクして仕事に向き合えそう

といった声がありました。

「キャリアに対して当事者を持つ」とは、周囲との対話によって自分のキャリアを見つめ直してみることから始まるのではないでしょうか。

研修の意味のひとつは、日常から立ち止まり、じっくり対話をすることにあります。
今後も受講される皆様がご自身のキャリアについて見つめ直せる機会を提供していきたいと思います。