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自身のウェルビーイングを高めるために

自身のウェルビーイングを高めるために

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著者

渡部 亮太

著者

渡部 亮太

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。社内ではスキルの可視化等、若手が自律的に成長する仕組みづくりを行っている。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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ウェルビーイングの重要性が近年ますます高まっており、各企業も従業員の幸福感向上を目指した人事施策を進めています。一方で、日本のウェルビーイングは改善の余地があり、幸福度調査でも世界の中で低い評価を受けています。本稿では、自身のウェルビーイングを向上させるための実践方法を紹介致します。

※参考図書:ウェルビーイングのつくりかた「わたし」と「わたしたち」をつなぐデザインガイド 著者:渡邊淳司、ドミニク・チェン

そもそもウェルビーイングとは?

ウェルビーイングは、WHOの憲章において、完全な身体的、精神的、社会的な健康状態を指すとされています。主観的ウェルビーイングと客観的ウェルビーイングの両方が存在し、前者は個人の幸福感、後者は定量的な指標に基づくものです。主観的ウェルビーイングを向上させるには、心理的な要因(自尊心や楽観性)と環境要因(住居や健康)を踏まえ、自身でコントロール可能な要素(心理的な要因)に注力することが重要です。

心理的成功とPERMA理論

心理的成功はウェルビーイングにおいても重要であり、プロティアンキャリア理論においては、自己決定に基づくアクションがキャリアを豊かにする要素とされています。同様に、自身の幸福を追求するためには、マーティン・セリグマンのPERMA理論が示すように、Positive(ポジティブ感情)、Engagement(没頭)、Relationship(人間関係)、Meaning(意味)、Accomplishment(達成)の要素に注力することが重要です。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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PERMAを高める方法例

1:ポジティブ感情の育成

日々の生活においてポジティブな出来事や感情にフォーカスすることで、心の健康を促進します。感謝の気持ちを日記に書き留めるなどの習慣を取り入れましょう。

2:没頭する活動を見つける/実践する

自身に合った趣味や活動に没頭することで、ストレスの解消や心の充実感を得ることができます。定期的な趣味の時間を確保し、心身ともにリフレッシュしましょう。

3:良好な人間関係の構築

仕事やプライベートで良好な人間関係を築くことは幸福感向上の鍵です。
コミュニケーションスキルを向上させ、同僚や友人との交流を大切にしましょう。

4:生きる意味や業務をする意味の追求

自身の価値観や目標を明確にすることで、生きる意味や、業務を行う意義を見出しやすくなります。仕事やプライベートでの目標設定を通じて、充実感を追求しましょう。

5:達成感の確立

小さな目標からスタートし、達成感を感じることで自己成長を実感できます。定期的な挑戦や目標設定を通じて、自分の成果を実感する習慣を身につけましょう。

まとめ

自身にとっての幸福を追求し、ウェルビーイングを向上させるためには、主観的な要素を重視し、自己決定に基づく具体的なアクションが不可欠です。ポジティブ感情、没頭する活動、良好な人間関係、生きる意味、達成感の要素に焦点を当て、これらを日常生活に組み込むことで、より充実した人生を築くことができます。企業としては、従業員のウェルビーイング向上をサポートするために、PERMAを満たす環境づくりが、持続可能な組織の構築に寄与します。