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戦略人事として、本当に必要な役割と企業の未来

戦略人事として、本当に必要な役割と企業の未来

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著者

渡部 亮太

著者

渡部 亮太

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。社内ではスキルの可視化等、若手が自律的に成長する仕組みづくりを行っている。

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現代において、企業の競争優位性を左右する鍵の一つとなっているのが人材です。人的資本経営の波に乗り、企業はますます「戦略人事」という役割に焦点を当てています。本ページでは、戦略人事の本質と、その果たすべき役割に迫ります。

そもそも戦略人事とは?

戦略人事は、人と組織の側面から、現場や経営にインパクトを与え、企業の戦略実現に寄与する人事の側面を指します。具体的には、経営や現場において、離職率やエンゲージメントなどの人事的なKPIに対する影響を与え、組織全体の健全性や効果性を向上させます。これは、企業活動の5つのプロセスの中で、実行の部分において積極的な役割を果たすことが求められています。

戦略人事としての壁

戦略人事が果たすべき役割にはいくつかの壁が存在します。まず、効果が間接的であること。人材開発や組織開発が直接的に成果に結びつくわけではなく、行動変容を通して経営戦略の実現に寄与します。そのため、行動変容が現場や経営にどのようなインパクトを与えるのか、データを通じて定量的に評価する必要があります。

次に、現場と経営のニーズの調整が求められます。現場が求めることと経営戦略が一致しない場合もあり、その調整を行いつつ、施策を進めていく必要があります。


最後に、科学知と臨床知のかけあわせが不可欠です。研究結果が実際の現場にそのまま適用できる割合は限られており、臨床的なヒアリングやデータを通じて、実践的かつ効果的な施策設計を進める必要があります。

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戦略人事の進化と未来

これらの壁を克服することができれば、戦略人事は企業にとってより重要な存在となります。
未来においては、AIやデータ分析の進展を活かし、より効果的な人材開発や組織開発が可能になるでしょう。

人材という面で戦略人事が果たすべき役割はより高度になってきていますが、同時に組織の中での影響力も増してきており、企業の成功に不可欠な存在となることは間違いありません。

まとめ

戦略人事は企業の未来を切り拓く鍵を握っています。その役割を果たすためには、効果の間接性、現場と経営の調整、科学知と臨床知のバランスを取るスキルが求められます。今求められている本当に必要な「戦略人事」としての役割に焦点を当て、企業の成功に向けて挑戦し続けることが不可欠です。

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