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2023年の取り組みと2024年に向けて

2023年の取り組みと2024年に向けて

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著者

上林 周平

著者

上林 周平

大阪大学人間科学部卒業。 アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。2002年、(株)シェイク入社。企業研修事業の立ち上げ、商品開発責任者として、プログラム開発に従事。新人~経営層までファシリテーターを実施。 2015年、代表取締役に就任。2017年9月、株式会社NEWONEを設立。 2022年7月に、「人的資本の活かしかた 組織を変えるリーダーの教科書」を出版。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

NEWONEは、2018年1月に本格稼働し6年が経過しました。

「new one」という会社名を掲げ、
”あたらしい個人と組織の関係性”
”あたらしいマネジメントの在り方”
”あたらしい新人・若手育成”

と向き合い続けた6年間でした。

コロナ禍による制約が解かれ始めた2023年。
昨年の弊社のトピックを整理し、今年2024年に向けて、まとめてみたいと思います。

エンゲージメント向上に集中する1年

弊社は創業以来の5年間、企業研修というスタイルで価値提供することが大半でした。

人の感情を配慮し、個社別カスタマイズで、人が変わりたいと思える場を作る。
その強みを意識して、多くの企業様の社員の意識や行動変革をご支援させていただきました。

手ごたえあるビジネスではありつつも、一方で、
人が変わっても、その後の制度や仕組みが連動していないと、効果としては勿体ないことがあります。

例えば、キャリア研修で意欲的になっても、公募のような制度が無かったり、キャリアパス・スキルマップが整理されてなかったりすると、その後のパフォーマンスへの連動が弱くなります。

例えば、新卒・中途社員の導入研修で良いスタンスになったとしても、その後のオンボーディング設計がイマイチだと、配属後にリアリティ・ギャップが起こったりします。

意識の変革と制度・仕組みの構築は両輪である、と常に感じる日々でした。

そのような中、2023年3月に人事・組織コンサルティング事業を立ち上げ、制度や仕組み構築の支援も開始しております。
大手ファームの人事コンサルティング経験者も複数人ジョインし、
・人事戦略立案
・オンボーディング設計
・キャリアマップ/スキルマップ構築
・人事データ分析
・採用設計/面接官トレーニング
などのプロジェクトで価値を提供することができました。

これからもより一層強化し、組織が継続的に変わる仕組みを提供したいと思います。

もう1つの弊社のトピックは、2023年7月に実施したブランドリニューアルとHP刷新です。

「エンゲージメントに軸を置いた研修会社」
から
「(様々なソリューションで)エンゲージメント向上を支援する会社」
にブランド変更し、リニューアルを実施しました。

すべての人が活躍するための、
エンゲージメントを

をブランドプロミスに掲げておりますが、
エンゲージメントは、ただ会社を辞めないといったニュアンスではなく、
一人ひとりが強みを活かして活躍することで、個人のやりがいと組織の強さを作っていくことを大事にしています。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

開催中のセミナーを見てみる

エンゲージメント・サイクルを展開

エンゲージメントがトレンドワードになったこともあり、
今まであった様々なHR系のサービスに”エンゲージメント”とつける動きが増え、
エンゲージメント向上のためには、何の施策を行うべきなのかがわかりにくい状況でもあるように思えます。

そこで弊社は、エンゲージメント向上支援の会社として、
エンゲージメントが高い状態を、
前向きに仕事にのめり込んでいるような状態(I want to work)として、
自発的な貢献意欲や成長意欲で、主体的に仕事に取り組んでいる状態
と定義し、その状態になるためのプロセスを、エンゲージメント・サイクルとして具体化しました。

具体的には、

「ポジティブ感情」
仕事・上司・チーム・会社の何らかにポジティブな感情が無い状態では施策が上手く機能しないことが多く、一人ひとりのポジティブな感情に注目することを大切にしています。

「自己決定感」
仕事や会社に対してポジティブな感情を持っていても、受け身的に仕事を行ってしまう人はいます。その分岐点は自分で決めている感覚である自己決定感にあると考えています。

「成長・貢献実感」
行ったことに対して反応が無ければ続きません。意味を感じるフィードバックがあるからこそサイクルが回り続け、この仕組みが大事であると思っています。

上記エンゲージメント・サイクルを理解していただくために、

11月に、エンゲージメント・サイクル ~エンゲージメントを高めるメカニズム~
12月に、慶應義塾大学の島津明人教授、7分間の奇跡でおなじみの矢部輝夫氏をお招きしたセミナーを実施しました。

そして、1月29日には、
23年夏の甲子園で慶應高校野球部を優勝に導き、エンジョイベースボールという言葉も話題になった森林監督、日本スポーツマンシップ協会中村氏、アルティーリ千葉の代表の新居氏をお招きしたセミナーを実施します。

スポーツの体育会組織も、少し前の時代では、水を飲まない・全員罰走など非科学的なものが多かったですが、
現代では、一人ひとり課題設定して自律的に取り組み、短い時間で効率的に強いチームを作ることが主流になりつつあります。
スポーツチームの変革を見ることで、これからの企業の在り方もイメージできるのではと企画しておりますので、ぜひご参加ください。
https://new-one.co.jp/seminar/team-3/

2024年、より価値を広げる一年に

上記だけでなく、人材開発・組織開発領域においては、
・キャリア支援を行うマネジャー向けプログラム
・(キャリアも含まえた)評価・フィードバックプログラム
・部署単位でのエンゲージメント向上支援
・エンゲージメントを高めるビジョン浸透
など、昨今求められるテーマに対して、引き続き価値を提供していきたいと思います。

また、2023年10月に、採用と育成の効果を検証するためにリリースした「PANAIサーベイ」も、さっそく10社での実施が決まっており、これからの当たり前を作っていきたいと思います。
https://new-one.co.jp/service/panai-survey/

エンゲージメント向上支援の会社として、
すべての人が活躍するための、
エンゲージメントを

を目指して邁進してまいりますので、2024年も、何卒よろしくお願いします。