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「配属=既にあるチームに自ら加わること」という実感を持つことの大切さ

「配属=既にあるチームに自ら加わること」という実感を持つことの大切さ

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著者

阿部 真弥

著者

阿部 真弥

大学卒業後、株式会社NEWONEに創業メンバーとして参画。入社後、マーケティング部門で新商品開発に従事し、20代育成プログラムの立ち上げ、責任者を担当。現在は、HRパートナーとして新入社員育成から管理職育成まで幅広く、営業・プログラム開発に携わっており、新規開拓領域のマネージャーを務める。
また、新人・若手領域を中心に、ファシリテーターとしても活躍している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

先日、23年度新入社員に対して1日間の配属前研修をオフライン対面形式で実施させて頂きました。
今年度から特に、入社時の初期マインドセットのみではなく、配属に向けた再マインドセット(配属前研修)を実施する企業様が増えた印象があります。

実際に配属直前だからこそ、再セットするべきこととして
「配属後のチームに加わること」をメインテーマに挙げています。

入社初期にはまだ配属後のイメージがつききっておらず、配属後の意識付けをしてもなかなか浸透しづらいものです。
そこで、職場や仕事のイメージがつき始めた配属前だからこそ、具体的に自チームの特徴やカルチャーを意識して、「具体的にどのような行動が求められるのか?」を言語化することがキーとなります。

実際に今回の研修ではトランプを使った体感ワークによって、
「既にあるチームに加わる難しさ」を痛感していただきました。

ルールもカルチャーも自分の当たり前とは異なるチームに加わることで、受け入れる側は「面倒だな…」と感じたり、加わる側は「不安だな…」と感じることが多いというリアルな感情を体感していただきました。

ワーク後の受講者のコメントとして印象的だったのが
「配属を甘く見ていたわ…めっちゃ不安だね。」という同期との気づき共有でした。
配属後のイメージがあまりつききらず配属を迎えてしまうと、配属後ギャップによりエンゲージメントが低下してしまう例も少なくありません。

1日の研修を通して、きれいごとではなく、配属後にチームに加わるために必要な行動は何かに向き合って頂き、以下のような気付きの声が上がっていました。

・良い関係が築けるかどうかは配属地ではなく、自分次第なんだ
・配属ガチャとか言って、他責にするのは一旦やめよう
・最初は、やりすぎなくらい周りの人たちに話しかけに行こう

会社としても本人としても残念な選択を取ってしまう前に、しっかり配属後の難しさを伝えることの重要性を痛感した経験でした。