投稿日:

2020年の取り組みと2021年に向けて

2020年の取り組みと2021年に向けて

NEWONE事務局

著者

NEWONE事務局

著者

NEWONE事務局

エンゲージメント向上や人材開発・組織開発全般に関するお役立ち情報やメソッドを発信してます!

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

新年あけましておめでとうございます。
株式会社NEWONEの上林です。

NEWONEは、2018年1月に本格稼働し3年が経過しました。

2020年は、当初予測もしなかったコロナ禍により、人材育成や組織開発の領域においても大きな変化がありました。

その中で、「new one」という会社名を掲げ、
“新しい働き方” “新しいマネジメントの在り方” “新しい新人育成”
を作り出す我々としては、試される一年でもあり(笑)、多くのお客様と共に新しい取り組みができた一年でもありました。

我々の立場から見えるトピックを整理し、今年2021年に向けて、人材育成・組織開発領域を整理していきたいと思います。

エンゲージメントがより注目された一年に

2年以上前からエンゲージメントを中心にビジネスを展開してきた我々ですが、コロナ禍による緊急事態宣言になったころは、流行り始めていた「エンゲージメント」という言葉よりも「生産性」や「効率化」などにシフトするのではと感じていました。

しかし、1年を振り返ってみると、今まで以上に「エンゲージメント」という言葉をテーマにされる企業が圧倒的に増えたと感じます。

元々は、人材流動化に伴う離職防止のような位置づけが強かった企業も多い印象でしたが、この一年で、テレワークの浸透などもあり、マネジメントの在り方として、エンゲージメントで表現される「つながり」を大切にされてきた印象です。

これからもこの流れは加速されていくと思いますが、その中でも、より具体的にどのようにエンゲージメントを高めていくのかに注視されてきていると感じます。

テレワーク対応に伴うマネジメント変革が急速に

昨年4月の緊急事態宣言から急遽テレワーク化が行われた企業も多く、

・一人ひとりの管理の仕方
・チームでの一体感醸成
・評価やフィードバックの仕方
・メンタルケア

など、各社様々な課題と直面する中で、テレワーク環境下での具体的なマネジメント方法についてのニーズが非常に多かった一年でした。

一方で、テレワークが目立っていますが、変化自体はここ最近マネジメントが変わる必要がある、という流れの一環であり、
機関紙「Works」が8月に「オンライン元年」と言うテーマに対して、「マネジメント元年」と締めておりましたが、マネジメント変革に各社が注視する必要に迫られた一年でもありました。

※Works編集長の佐藤氏とのパネルディスカッションはこちら

エンゲージメントサーベイの導入と活用が急激に広がる

組織のエンゲージメント状態を可視化するエンゲージメントサーベイは以前からありましたが、Saas型のサーベイを導入する企業や自社内で調査を行う企業が急速に増えたと感じます。

データドリブンな時代の流れの中で、組織風土においてもデータでの可視化を、経営や人事主導で導入するのは必然でもあります。
一方で、導入を踏まえて「データをどのように活用すれば、エンゲージメントが高まるのか」と各社が向き合い始めた一年であったとも思います。

各組織や各人によってエンゲージメントが高まるポイントが違う中で、具体的な一歩目や各社の実施事例を知りたいという声が、弊社にも非常に多く寄せられました。

※エンゲージメントサーベイ活用のセミナーはこちら

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

開催中のセミナーを見てみる

オンライン研修が当たり前になる中で、同期・非同期の切り分けが論点に

1年前には想像もできなかったくらい、Zoom等を活用したオンライン研修が増えました。

チャットや投票機能を駆使すると、リアル以上に双方向コミュニケーションができるため、学習効果の高さを感じました。
また、海外支店のメンバーも含めた研修もオンラインだからこそ可能になり、支店という距離を超えた機会創出が圧倒的に行いやすくなったと思います。

その中で、オンライン化したことにより、撮影した動画の視聴など非同期型(いつでも自分のペースで見れる)に対して、オンライン研修の同期型(同じタイミングでつながる)の違いは何なのかと言う論点も多く聞かれました。

オンライン研修に取り組む中で、

・強制的に聞く機会を用いて、目的意識を向上させる
・実践&フィードバック、他との比較で、自己認識を高める
・対話を通じて、持論を整理し、深く落とし込む

という良さが大事であり、各社の状況に合わせたその“場づくり”こそが大事になってきたと感じます。

主体性を目指して「教えない研修」を

テレワーク環境下が広がり、若手社員はじめ一人ひとりに、より主体性が求められるようになりました。

その主体性を早期から高めていきたい企業が多い中で、弊社で実施している「教えない研修」(新入社員)というコンセプトのセミナーには、多数の企業に参加いただき、注目度の高さを感じました。

一方的に教えるからこそ、受け身になる。
最初に癖づいた受け身はなかなか治らない。

そのテーマに向き合うタイミングになってきたのだろうと感じます。

2021年、より“チーム”が大事になってくる一年に

外部環境の変化と共に、働き方が多様になる中で、個人と組織の関係性である「エンゲージメント」が注目された2020年。

どのようにすればより成果につながるかという流れの中で、これからは、今まで以上に“チーム”というものが大事になってくると思います。

共通の目標に向かって集まった集団である“チーム”
職場単位でいかに良いチームになっていくかが、エンゲージメント向上や業績向上に大きく寄与していくことでしょう。

さて皆さんの職場は、良いチームでしょうか。

我々NEWONEは、エンゲージメントを高めるチーム作りを支援するために、2020年9月に「管理職の7つ道具(ココラボ)」というクラウドサービスをリリースしました。
https://cocolabo.club/

2021年、これを皮切りに様々なサービスを作り出し、多くの企業のチーム作りに寄与していきたいと思っています。

2021年も、何卒よろしくお願いします。
代表取締役社長 上林周平


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員〜管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員〜経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、エンゲージメントを高める支援を行う株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー