NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
(株)NEWONEの上林です。
2023年6月15日の日経新聞に、米ギャラップ社がまとめたデータが掲載されました。
「仕事への熱意や職場への愛着」を示す社員の割合が5%という結果であり、グローバル平均が23%の中で、大きく乖離がありました。
またその5%という数字は、2017年に発表された時は6%であり、この5年間で割合は下がっていることが見て取れます。
働き方改革が叫ばれて進めきたにも拘わらず、改善されない現状。
下がっていくエンゲージメントに向けて、どのように対処すべきなのか、各社を支援する中で感じることを整理し、まずは1つポイントをまとめていきたいと思います。
労働環境以上に変化する労働観
10年や20年で見たときに、労働時間やハラスメントも解消され、
働く環境は、間違いなく良くなったと思います。
だからこそ、企業としては「自社はより良くなっているのに」という意識があると思います。
一方で、それ以上のスピードで、働く人の労働観が変化しています。
・1社で勤め上げる前提なんてほとんどなくなった新入社員
・毎日、様々な会社からオファーが来て、簡単に転職できる労働市場
・兼業や副業が定着化し、様々な可能性の広がりを感じる昨今
・2030年には640万人労働力が不足すると言われる中での売り手市場
働く人にとって、企業に求めることは、急速に変化しています。
にもかかわらず、
働く人の意識の変化は感じつつも、“自社は過去と比べて変わっているし…”、と感じてしまう人は、年齢層が上に行くほどいると思います。
過去からの変化が大きく見えるため致し方ない面はありますが、だからこそ意識を変える支援をすることは大事です。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
組織トップがエンゲージメントにコミットする時代
人材流動化の流れもそうですし、人的資本経営へのシフトもそうですが、
企業を取り巻く外部環境は大きく変化しています。
環境が大きく変化しているときに、企業がその変化に上手く対応していくためには、
部分的に小さなパッチワークでは難しく、企業自体の変革(トランスフォーメーション)が大事です。
急速なデジタル化に対応するために、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進したように、人・組織においても、同様の変革が必要です。
その大きな変革をするときには、トップのコミットメントが大事になります。
ハーバード大のジョン・コッターも変革の8段階のプロセスの3、4段階目に、
「ビジョンを掲げる」「変革のためのビジョンを周知徹底する」をあげているように、
どのような方向に行くのか、なぜその変革に向けて努力すべきなのか、皆が腹落ちしないと、組織は変わらないものです。
そういったトップがいかに変革の方向性に向けてコミットしているかが重要な中、
2023年6月8日の日経新聞で「役員報酬 働きがいに連動」と題して、
日立製作所や出光興産、住友商事などが、自社のエンゲージメントスコアと役員報酬を連動させる制度を行っている旨を記事掲載していました。
組織トップがエンゲージメントにコミットし、組織全体を変革していくことが大事な流れであると感じます。
経営との兼ね合いを考えるエンゲージメント・サミット2023
2023年7月に、NEWONEはブランド・プロミスを刷新いたしました。
「すべての人が活躍するための、エンゲージメントを」
受け身的に組織に定着化することがエンゲージメントではなく、一人ひとりが自分の強みを活用し、組織に貢献・活躍する人材を増やしていくことが大事であると強く思っています。
そして、それらはパッチワークではなく、
組織全体を大きく変容していくことが大事であり、NEWONEは、
・社員の意識を変える「研修・ワークショップ」に加えて、
・人的資本経営時代に向けた制度と向き合う「コンサルティング」
・人事や経営者のエンゲージメント向上スキルを高める「HR Plus」
・データを活用して組織を変革する「テクノロジー」
の4軸で組織を変革する、HRトランスフォーメーションを支援する企業として生まれ変わります。
一人ひとりを惹きつけ、活躍できるフィールドを作る。
そういったエンゲージメントが高い組織でないと、採用ができない時代が来ると思っています。
変化は止まることはない中で、
NEWONEは、多くの企業のエンゲージメント向上をこれからも支援していきたいと思っております。
その一環として、2023年7月27日に、
人材版伊藤レポートで有名な一橋大学の伊藤先生をお招きし、企業経営として人的投資やエンゲージメントをどうとらえるかをテーマに、エンゲージメント・サミット2023を開催いたします。
過去3年間も大変好評だったサミットですが、本年度もしっかりと準備しておりますので、上位者もお誘いの上、ご参加いただければ幸いです。