
NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
そろそろ来年の新人研修のブラッシュアップも大詰めの時期ですね。
多くの人事担当者からこんな声を耳にします。
「学生気分が抜けきれていない」
「研修で学んだことが現場で活かされていない」
一見よくある悩みのように思えますが、実は研修設計の段階で手を打てるポイントが隠れています。
なぜ“学生気分”が抜けないのか?
1か月程度の導入期間だけでの解消は正直難しいと思います。
しかし、“遅刻してくる”“言われたことしかやらない”といったイマイチな行動の裏には、
“自分の行動が相手にどのような印象・影響を与えているのか“といった想像力が足りないことにあると思っています。
昨今の若手は、成長志向が強く、自身のキャリアプランもある程度固まっている人が多いように感じます。
そのような方々は、自分の仕事で成果を出せば問題ないと感じていることが多いように感じます。
しかし、実際の現場では目の前の仕事“だけ”ができたからといって、いいわけではありません。
自己成長のために、どういう自分に見られたいのかという観点足りないと、“面白い仕事”が回ってこず、結果として成長しにくいといった悪循環に嵌る方も多いように見えます。
なぜ現場で活かされないのか?
多くの研修が「受講者をお客様として扱っている」ことに問題があると考えています。
研修内では主体性といっているのに、資料は丁寧に配られ、勉強するテーマも与えられます。しかし、実際の現場では、足りない情報は自分から取りに行き、自分で補っていく必要があります。
このギャップを研修内から取り扱うことがカギになってきます。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
解決策は“研修設計の2つの工夫”
1. 上司の気持ちを疑似体験する
手っ取り早く、自身の行動に対する影響力を自覚するためには、関係者に「自分の行動ってどんな印象を与えていますか?」と聞くのが一番です。
が、研修中に先輩を呼ぶことや、現場実践期間にいちいち上記の質問を聞くのは時間と労力がかかります。
そこで、研修内のビジネスシュミレーションを通して、鮮明に“上司の気持ち“を体感させることが有効です。
仕事を振る側(振る対象はたくさんいる)となった際に、どんな人に仕事を振りたいと思うのかを体感することで、日ごろの自身の立ち振る舞いを内省するきっかけになります。
2. 研修を“一番失敗できる実践期間”と位置付ける
研修もお金をもらっている以上仕事です。仕事である以上は、何らかの価値を出さないといけません。
我々は、研修プログラムの途中で、“今から1時間でなんでもいいので価値あるアウトプットを作ってください”ということがあります。
価値とは何か?具体的にアウトプットに落とすと何か?つくろうとしているアウトプットは誰がどのように使うのか?といった観点を自分から考えてもらうことで現場での思考の仕方をトレーニングすることができます。
いかがでしょうか。
皆様の、研修設計のブラッシュアップの観点になりましたら幸いです。
