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内省を大切にする会社でみつけた、成長につながる振り返り

内省を大切にする会社でみつけた、成長につながる振り返り

NEWONE事務局

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新入社員が入社して約半年。これまでを振り返って今後の育成目標を立て直したり、新たに覚える仕事が増えたりする時期かと思います。振り返りの機会がせっかくあるなら、より効果的で、成長につながるほうがいいですよね。

今回は、NEWONEに新卒入社して半年経った新入社員の視点から、NEWONEで日々振り返りと内省を繰り返す毎日を過ごしてみて感じた、「自身の成長につなげる振り返り方」をまとめます。

「反省」と「内省」の違い

振り返りの手法として一般的な「反省」と「内省」は似ている言葉ですが、この二つの違いを理解し、使い分ける/組み合わせることが成長につながると私は考えています。簡単に違いを記すと、

反省とは

特定の行動や出来事を客観的に分析することで、次同じようなことが起きたときにどうしたらよいかの具体的な改善をはかること

内省とは

特定の行動や出来事を自身の価値観・思考パターン・感情から原因を探ることで、自身の内面に気づき自己成長につなげること

ということです。「反省」は上手くいかなかったことを振り返りますが、内省では上手くいったことも振り返ることで、より自分の成長実感を得ることができます。1つの経験を自分の成長につなげるためには、①何が上手くいったのか・上手くいかなかったのかを振り返り、②自分のどんな価値観・思考の癖(メンタルモデル)が影響しているのかを振り返る、という2ステップを踏むことです。

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メンタルモデルに向き合う重要性

メンタルモデルに向き合うことの価値は、経験から得た学びをその後の行動に応用しやすくなることです。例えば、仕事の報連相が遅くなったことを振り返ると、「優先順位が立てられていなかった」、「スケジュール管理が不十分だった」、「期限ぎりぎりまで粘ってしまって結局やりきれなかった」等の反省点が出てきます。

ここで、なぜギリギリまで粘ってしまうのだろう?と考えることが重要です。

「仕事をやりきってから提出したいから」が理由だとすれば、もしかしたら背景には「仕事は自分1人で完璧にしてみせるべき」という考え方があったり「自分ができない奴だと思われなくない」という思いが強かったりするかもしれません。

このような思考の癖は、「報連相が遅い」以外にも様々な行動・判断にもつながっています。逆に言うと、この癖を知ることができれば、ほかの行動で同じような失敗を起こさないように前もって応用することができるのです。

とはいえ、思考の癖はそう簡単には直りません。それでも、自身の癖を知り向き合うことは小手先のテクニックではないからこそ、大きな成長につながるのではないでしょうか。

自身の内面と向き合う内省、物事の改善を目的にした反省、どちらも重要です。ぜひ使い分けて自身の成長、部下の成長支援につなげて下さい。