NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
私は半年前に「成長できる振り返りとは?」と題して、新人の振り返りについて書かせていただきました。
23卒入社の新入社員の皆様は入社から1年が経過し、2年目に差し掛かる頃ですが、社会人2年目を迎える今、振り返りを1年間継続した新人の視点から、さらに振り返りを通して新人がレベルアップするためのコツをお届けしたいと思います。
視点を「内」から「外」へ
半年前の記事では、振り返りを通して経験学習サイクルを回し、自己効力感を高めるポイントをお伝えしました。
自己肯定感が下がりやすい最初の期間はこちらで十分だと思うのですが、より組織で活躍していく若手社員になるためには、自分の成長だけにフォーカスするのではなく、視点を「内」、つまり自分から「外」、お客様や組織全体に徐々にシフトしていく必要があるのではないかと考えます。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
「外」に視点をおいた振り返りとは?
ここから具体的に、視点を外に置いた振り返りのポイントを2つご紹介します。
1.「価値」に目を向ける
日々の自身の仕事に対して「この仕事はどんな価値に繋がっているのか?」を考えることが1つ目のポイントです。
先日新人フォロー研修をご一緒した会社様では、「私たちは仕事を通して○○を届けています」という形で自社の提供価値を言語化していただきました。
普段、保険商材を扱う新人の皆様からは「家系図を絶やさない」「悲しいをありがとうに変える」といったアウトプットが出ており、自身の仕事がどのように価値としてお客様に届いているのかを考えていただくきっかけとなりました。
2.「影響力」に目を向ける
2つ目のポイントは、チーム・部署や社外関係者にどのような影響を与えたかを振り返るということです。
2、3年目になると、チーム内で役割を担い、組織に貢献することが求められると思います。そのため、自身の仕事や言動がどのように社内外に影響を及ぼしているのかに目を向けることが大切です。例えば「チームで○○について提言した」等、スケールは問わず外向きに起こしたアクションとその影響について考えます。
この振り返りは新人にとっては難しい側面もあるのですが、新人のうちから視点を外に向けて考える癖をつけることによって、自然と仕事の価値や影響力にアンテナが立ち、求められる視座に適応していく効果が期待できます。
年次が上がるにつれ振り返りの習慣が薄れてしまう新人がいるからこそ、内省機会を設け、一段視座を上げる振り返りを実施してみてはいかがでしょうか。