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フィードバックを成長に活かすための“コーチャビリティ”とは?

フィードバックを成長に活かすための“コーチャビリティ”とは?

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著者

高藤 賢

著者

高藤 賢

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員から管理職層まで幅広い階層を支援。社内では提案書の集約システムの構築、社内マニュアルの管理等、業務効率化に向けた仕組みづくりを行っている。

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先輩や上司と仕事を進める際、さまざまなフィードバックを受けることがあると思います。その際、フィードバックの効果を高めたいと考えたとき、よくよく考えてみると、

・そもそも、フィードバックの効果って何で決まるんだ??
・フィードバックを渡す側の工夫も重要だけど、フィードバックを”もらう側”もかなり大切かも?

と感じることがありました。

そこで、フィードバックについて一度勉強し直そうと思い、『みんなのフィードバック大全(著者:三村真宗)』を読むことにしました。ここからは、フィードバックを受ける技術である「コーチャビリティ」とは何か、そのコーチャビリティを高めるポイントは何かをご紹介致します。

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コーチャビリティとは?

コーチャビリティ(英語表記:coachability)とは、コーチングやフィードバックを受け入れる能力、またはコーチングやフィードバックを受け入れる心構えを指します。ちなみに、『みんなのフィードバック大全』では、

コーチャビリティ=他人からの助言に心を開き、時には苦言すらも自己の成長に転化できる能力

と記載されていました。書籍・講義・動画等で学ぶインプットはもちろん重要ですが、今の自分にとって最適な内容であるかどうかはその時々で変わると思います。ですが、仕事を一緒に進める上で受けたフィードバックは自分のためのフィードバックであり、自己成長や仕事上のパフォーマンスを向上させるにあたってその内容を活かさない手はないでしょう。

とはいえ、時には耳の痛い内容もあり、全ての内容を受け入れることは難しいこともあるかと思います。ここからは、耳の痛い内容であってもコーチャビリティを高め、その内容を今後に活かすためのポイントをご紹介します。

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コーチャビリティを高める2つのポイントとは?

1.出来なかった“言い訳”を考えるのではなく、自分に“変えられること”は何か、を考える

まず、コーチャビリティを高める1つ目のポイントは、自分の意志でコントロールできないことは、

こんな厳しい状況に巡り合えるなんて、自分はラッキーだ
こういうシチュエーションもあるのか、いい経験ができた
自分はまだこれが出来てなかったんだ、伸びしろ伸びしろ!

等、前向きに受け入れることです。とはいえ、言葉で言うのは簡単ですが、受け入れようと思っても受け入れられず、忌避してしまいたくなることもあるかと思います。ここでの工夫としては、

じゃあ、あのときはどうすれば良かったんだ??

もう一度同じ状況が来たとしたら、どんな進め方・考え方をしていけば良かったんだ?

と、自分に変えられることに思考を巡らせることです。つまり、どうすれば受け入れられるかを考えるのではなく、今後どうしていけばいいか、を考えることでコーチャビリティを高めていくことが出来ます。

2.誰が言っているのか(WHO)と、何を言っているのか(WHAT)を切り分ける

2つ目のポイントは、誰からフィードバックをもらっているか(WHO)と、どんなフィードバックを言われているか(WHAT)を切り分けて考えることです。

ときには、フィードバックをもらう際、

いや、そんなこと言われても、言ってる自分はできるのか?

と、相手(フィードバックを伝える側)のことが気になり、受け入れることが中々できないことがあるかと思います。その際にポイントとなるのが、


誰からフィードバックをもらっているか(WHO)と、どんなフィードバックを言われているか(WHAT)を切り分けて考え、自分にとって価値あることであると認識する

ことです。本来、フィードバックの内容と、誰からフィードバックをされているかは関係のないことです。とはいえ、フィードバックの内容を納得して受け入れるには、誰が伝えるかが大きな要素になるのは間違いないでしょう。ポイントの1つ目ともつながりますが、誰がフィードバックを伝えるかは、自分では変えられないこと。WHOとWHATを切り分け、自分に変えられることは何かを考えることが、コーチャビリティを高める上でポイントになります。

まとめ

フィードバックを受け入れるかどうかは、自分次第であり、フィードバックを受け入れないという選択も出来るかと思います。ですが、受け入れないままでは、成長が停滞、仕事の成果も頭打ちになることは想像に難くありません。

本記事で紹介した内容を参考にしながら、コーチャビリティを高め、自己成長や仕事の成果を高めるきっかけになりましたら幸いです。