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NEWONEカルチャー Vol.16 組織の関係性を再定義するDivision MTG

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こんにちは!NEWONE内定者の棚橋(24卒)と申します。

このインタビュー記事は、会社の組織風土に染まりきってない内定者が、NEWONEに当たり前に存在する良い文化・仕組みを紐解く企画です。

第16回目のテーマは「Division MTG」で、小野寺 慎平 さんにインタビューさせていただきました。


ー 「Division MTG」はどのようなMTGですか?概要を教えていただきたいです!

小野寺:前提として、今NEWONEにはコンサルティングDivと組織人材開発Divの2つの事業が存在するのですが、Division MTGには組織人材開発Divのメンバーおよそ30人が参加します。毎月1回2時間のMTGで、狙いは大きく2つあります。1つは、ビジネスとしてお客様にきちんと価値を届け、売上を上げていくために、チームで共通認識をとることです。2つ目は、NEWONEの風土・組織面に関わるものです。”良い事業”はそれを支える”良い人”と”良い雰囲気”の中で形成されるものなので、「お互いのことを理解できているか」「相互に支援し合える関係性が持てているか」という事業部の中における組織開発も目的としています。

ー  「共通認識をとる」とは具体的にどのようなすり合わせを行っていますか?

小野寺:月によって行うことは違うのですが、基本的には、領域ごとに主要なロールを持つ人が「今月の成果」や「今後の方針」を共有し、最終的に事業部として「来月は〇〇に注力しよう」と認識を揃えることをしています。領域は様々で、キャリア、管理職・マネジメント、新人・若手といった提供サービスのカテゴリと、新規開拓、既存顧客といった営業カテゴリがあります。また、「いい取り組み共有」というトピックがあり、「~~のお客さまと△△という案件が生まれた。」と共有することで今月注力すべきところがちゃんと実現できた場合は称賛し合うことも大事にしています。このように、自分の担当だけに目を向けるのではなく、定期的に組織全体を俯瞰する機会をとっています。

ー  MTGのもう一つの狙いである「事業部内の組織開発」はどのような取り組みを行っていますか?

小野寺:その時々によって違うのですが、今期うちの事業部で大事にしていることが3つあって、①目的から考える(パーパスドリブン)②オープンで弱いマネジメント③成長とチャレンジです。

MTGではその時々に応じて組織に必要なワークを実施します。そこで自分の視野が狭くなっていたことを自覚したり、自分と組織の関係性やお互いの関係性を再定義したりすることで、組織として不足していた部分と向き合う機会になっています。

ー  月1のDivision MTGで得られた効果はありますか?

小野寺それぞれの立場でしか見えてなかったことが共有されることは非常に意味があることだと思っています。僕のイメージを伝えると、各メンバーが監視カメラとして東京各地に出動し、1か月間渋谷を監視する人もいれば新宿を監視する人もいます。そして月に1回集まって「今の東京は大丈夫か?」という話をするのがDiv MTGです。そこで「渋谷では〜という好事例があった」という情報が共有されたら、新宿チームはその情報を取り入れて結果的に新宿がより良くなる、という循環が生まれます。このように、それぞれの立場でしか見えないことが共有されることで、組織のひずみが可視化されたり、他の領域にも活用できる情報が蓄積されていくことに繋がっています。

ー  最後にDivision MTGの展望を教えてください!

小野寺一番はこのMTG自体が売り物になるといいなと考えています。一般の会社が事業部全体でMTGをするとなると、数値面の進捗共有はあると思いますが、組織開発や関係性を再定義することはほとんどないと思います。しかし、僕たちは当たり前のように月に1回は事業面と同じくらいの熱量で自分達の組織開発に取り組んでいます。これからは、こうした組織開発の取り組みが組織におけるスタンダードになった方が良いと考えています。

世の中には部署間で気に食わないことがあったり、相容れない関係性ができてしまったりしているものの、その状態を何年も放置している組織は多いと思います。 しかし、僕たちのように月に一回関係性を再定義すると、「一見逆行してるように見えるけど、悪意ではなくお互いが仕事に真摯だから生じている」「もっとコミュニケーションを取れば理解し合える」という気付きを得ることができます。こうしたMTG形態を顧客に対しても届けることで、全員が同じ方向性を向く組織を作っていきたいです。