#コラム

仮説を立てると仕事はおもしろい 〜新人研修から学んだこと〜

こんにちは、山野です。
4月下旬、とある企業様の新入社員研修に3日間、
ファシリテーターとして、関わらせて頂きました。

NEWONEのAccelaというプログラムをベースに、
「主体的に働く」とは一体どういうことなのか?
仕事において「価値を提供する」とはどういうことなのか?
「仕事のおもしろさ」とは?など、答えが1つでない問いを、
32名の受講者の皆さんと、実践を通じて考え続けました。

主体性が1つの大きなテーマになっていた今回の研修ですが、
受講者の皆さんのポテンシャルには、目を見張るものがあり、

こちらから指示せずとも、受講者同士で教え合い、
学び合う場面が多く見られようになったり、
ある企画を考えるワークでは、他のクラスの
講師にもヒアリングに行くチームが現れるなど、

研修のプロセス、またアウトプット(アウトカム)の質の
両面において、良い意味で期待を裏切ってくれる動きが
たくさんありました。

私自身、ファシリテーターとして関わる上で、
受講者の皆さんが、どういう状態になっているといいか、
このワークでは、どのような反応があるかなど、
準備の段階で、様々な仮説を立てるのですが、
それが覆ったときに、また私自身が提供できる価値を
見つめ直し、軌道修正をしながら進めていきました。

そのプロセスは難しさもありましたが、振り返ると、
受講者の皆さんの変化成長を随所に感じながら、
本当に楽しい3日間だったように思います。

そして、連休中にそんな振り返りをしながら、
ふと、昨年だったか、ある編集者さんに言われた話を
思い出しました。

ベストセラーを手がける編集者でありながら、
ご自身もライターとして活躍するその方は、
インタビューの面白さについてこんなことを
言っていました。

インタビューをするときには、相手にききたいことを
リストアップする。そして1つひとつの質問に対して
「自分なりの答え」を持っておくことが大切なんです。

なぜか?

それは、予想とは違う答えが返ってきたときに
インタビュアーの側に、驚きが生まれるから。
その中にこそ、コンテンツや記事の面白さが
つまっていると思うんです。その瞬間に、
その2人が対話することでしか生まれなかった
気持ちや発見にこそ、読み手を引きつけ、
そして共感を呼ぶものがあるような気がしています。

その面白さは、リストアップした質問を上から
順番にきいていくような綺麗なインタビューでは
決して生まれないと思うんですよ。

若干、私の解釈も入っているかもしれませんが、
この話は、なぜか今でも自分の中に残っており、
今回の研修で感じた楽しさ、おもしろさにも
通じる部分があると感じました。

自分なりの予測であり、仮説を立てよう、
そしてそれが覆されることで生まれる
驚きや発見を楽しもうということです。

仕事、そして働くということは、
楽しいことばかりでない。
挫折や、つらいこともたくさんある。

でも働くということは、やっぱり楽しい。
ということは、研修でも新人の皆さんに
伝えていましたが、そのヒントの1つが、
この「仮説を立てる」ことにあるかもしれません。
時代の変化は激しく、私たちの予測や仮説は
当たらないことの方が多くなるかもしれません。
でも、予測してみることはできるし、
予測することで、時代の変化を楽しむことが
できるのかもしれません。

ということで、新人研修の話から
どんどん脱線してきましたが、本当に3日間を通じて
私自身も、たくさんのことを学ばせてもらいました。
新入社員の皆さんの現場での活躍を心から、
期待しています。ありがとうございました。

 


■プロフィール
山野 靖暁(yasuaki yamano)
1991年生まれ/大阪府出身
株式会社シェイクに新卒で入社後、研修開発やコンサルティング営業に従事、
多くの企業の人材育成、組織開発に携わり、株式会社NEWONEの創業期にも関わる。
シェイク退職後、イギリスの大学院シューマッハカレッジへの短期留学を経て、
2018年3月より島根県の隠岐郡海士町に、暮らしと仕事の拠点を移す。
地域や、海外をフィールドにした課題解決型学習のコーディネートなど、
高校、地域、行政、民間企業等と連携しながら教育の魅力化に取り組んでいる。
最近のテーマは「他者との関わりの中で、その人らしさが生まれる学びの場」