#代表コラム

今の時代だからこそ、新入社員が持つべき意識

(株)NEWONEの上林です。
2022年度が始まり、新入社員が入社した企業も多くあるのではないでしょうか。

急速なテレワーク化等、働く環境や働くという概念が大きく変わる中で、
今の時代にあった新入社員の持つべき意識は何か、という点についてまとめてみたいと思います。

企業で働くのも選択肢の一つ

急速なデジタル化に伴い働き方が多様になり、学生時代からインターンをしている人や、フリーランスで仕事をしている人も増えてきています。

人生100年時代、という言葉も当たり前になってきましたが、就職活動において、今まで“どの企業に入るのか”という選択肢が中心でしたが、これからは、“企業に入って働くのか”、それとも“フリーランス等で働くのか”の選択肢もどんどん出てくるようになってくるでしょう。

企業(チーム)で働く意味を伝える

では、フリーランスで働くのではなく、企業で働くことを選んだからこそ得られる価値は何でしょうか。

それは、「チームで働く」を体感できることであり、以下のような価値が得られることだと思います。

1つ目は、高い基準の選択肢が増えることです。
新入社員として、これからのビジネスキャリアを考える時に大事なこととして、高い基準値を最初に持つことが大事です。
“これくらいで良いな”と一度下げた基準値はなかなか上げることが出来ません。
一方で高い基準値を持つと、成長の可能性が高まります

その上で、企業には、資料の作り方が上手い人、会議の仕切り方が上手い人、他部署連携が上手い人など、多様な人がいます。そういった各人の強みを捉え、自分の高い基準値としてセットできるのがチームで働く良さです。

もちろん、フリーランスでも他の人と接することはありますが、企業の中でチームとして働く方が、自分の想定していないタイプと接することも多くなり選択肢が広がります。

2つ目は、皆で物事を進める醍醐味が得られることです。

「成長」「貢献」「やりがい」などの内的な充実を求める傾向が強いのが、Z世代である新入社員です。
チームとは、「共通の目標に向けて集まった集合体」と定義されますが、
・皆で同じ目標に向かって進んでいく体験
・物事が上手くいかないときに互いに助け合う体験
・強みを活かし、他のメンバーに貢献する体験
・皆で一緒に目標を達成する体験
というような体験を得られることが、チームで働く意義でもあります。

フリーランスでもできないわけではないですが、「共通の目標に向けて集まった集合体」という定義を考えると、企業で働く方が、その体験ができるポテンシャルが大きいということです。

企業が得られるメリットは何か

チームで働く意味を伝えることで、企業が得られるメリットとしては、大きく2つあります。

1. エンゲージメントが高まる
人材流動化が加速する中で、若手社員を惹きつけ、定着化することに力を注ぐ企業は多いです。

そういった中で、チームで働く意味を伝え新入社員が体感することは、そのチームに対しての、また企業自体に対してのエンゲージメントを高めることにつながります。

2.主体性が高まる
新人研修などで仕事の進め方を最初に学びますが、これは最小単位である自分で仕事を進め、上司等に提出するような流れが多いです。
最小単位なので学びやすさはありますが、個人で仕事を進める中で、”周りを巻き込まないと”のような感覚でとらえ、ハードルが上がる人が多いです。

一方で、最小単位の仕事の進め方に加えて、“チームで働く”というポイントを学び、そういった体感を行うと感覚が変わります。

外側に巻き込むのはなく、同じチーム内の人にかかわるという感覚になるし、また他のチームメンバーに貢献したいという気持ちがでて、それが主体性につながります

企業が若手社員に求める主体性も、大胆なビジネス企画を作り出してほしいというような壮大なものでは無く、共に働くチームに自発的に貢献してほしい、というのが本音であり、そういった主体性を醸成する機会にもなります。

企業側の本気が問われる

チームで働く意味を伝え、体験できると企業にとって大きなメリットがあります。
一方で、体験できないとその効果は得られにくいものとなります。

新入社員に対して、チームで働くポイント、すなわち、
・所属チームの目標を捉える
・所属チームのカルチャーを理解する
・他メンバーの役割や目標を理解し、助け合う
・他メンバーの強みを知り、協力を求める
・チームとしての進捗を確認し、皆で達成感を味わう
というような点を伝えているか。

また、配属されるチームが、
・皆で同じ目標に向かって進んでいく体験
・物事が上手くいかないときに互いに助け合う体験
・強みを活かし、他のメンバーに貢献する体験
・皆で一緒に目標を達成する体験
というような体験ができる状態か。

企業としての本気さが問われることでもあります。

NEWONEでは、本年度より、新入社員の初期の従業員体験(Employee Experience)を高めるために、
職場のチームと新入社員自体を支援するツールとして、Cocolaboの「オンボーディング」をリリースし、各企業を支援しております。

これらの支援のノウハウをもとに、これから多くの企業の新入社員受け入れに貢献したいと思っておりますので、引き続き、何卒よろしくお願いします。


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員〜管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員〜経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、エンゲージメントを高める支援を行う株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー