NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
チームメンバーとの間で以下のような悩みを抱えていませんか?
– メンバーがなにを考えているか分からず、仕事を渡しづらい。
– 何か障壁があるようだが、なぜそこで立ち止まっているのか分からない。
– 表面的な会話しかできず、1on1での対話が上手くいかない。
このような課題をチーム内や部下との間で抱えている方は多く存在します。
もしかしたらこの記事を読んでくださっているあなたも、その1人かもしれません。
このような悩みに覚えがある皆さん、課題の背景に「価値観」が絡んでいると考えたことはあるでしょうか?
人間の言動の背景には必ず、その人なりの「判断基準となる価値観=メンタルモデル」が存在しています。
メンタルモデルを理解していない状態では、相手の言動を表面的にしか理解することができず、良い関係性は築けません。
メンタルモデルとは何なのか?それをどのように応用するのか?を知ることで、より深く相手を理解することができるのです。
メンタルモデルとは?
NEWONEでは、メンタルモデルを「とらえ方の癖」と定義しています。
このとらえ方の癖は、過去の経験によって形成された「思い込み」から生じています。
例えば、過去に孤立した経験から「周囲は自分に興味がない」と思い込んでいる人からすると、自己開示に苦手意識を持っているかもしれません。
一方、ありのままの自分を受け入れられてきた人にとっては、「周囲の人は自分を認めてくれている」ととらえ、自己開示に対するハードルは低くなっているでしょう。
人は普段、この思い込みから生じる「とらえ方の癖」であるメンタルモデルにもとづいて、さまざまな行動選択を行っているというわけです。
過去の経験は人それぞれ異なりますし、メンタルモデルが普段の言動の表層に現れるとは限りません。だからこそ、表面的な会話でメンタルモデルまできちんと理解するのは難しいのです。
そこで、カギとなるのが「対話」です。
ここからは、メンタルモデルを意識した対話を通して、どのようにメンバーとの関係性を築いていくのかについて深めていきます。
▶氷山モデル(できごと>パターン>構造>メンタルモデル)
メンタルモデルを踏まえた対話を
そもそもメンタルモデルをとらえるには、目の前の事象にだけ目を向けるのではなく、その深層にある部分に「なぜこのような言動をするんだろう?」と意識を向けることが大切です。その意識により本質的な課題を追及することができ、メンタルモデルのポイントを押さえた対話をすることができます。
「表面上でしか問題をとらえることができず、問題を起こしたメンバーを𠮟責してしまった。」「ずっと指摘しているのに、なかなか行動改善が見込めない…」なんてことが回避できるのです。
メンバーとの相互理解のためには、もちろんあなただけでなく、メンバー自身もメンタルモデルに向き合う必要があるといえるでしょう。メンタルモデルを自覚し、それを対話の中で開示できれば、スムーズな相互理解ができるようになります。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
メンタルモデルを日常的に活かすために
もし自分の価値観に反する考え方や言動をする人がいたとしても、それが個々のメンタルモデルから来るものである、と認識するだけで、お互いのことを理解しやすくなるのではないでしょうか?さらにそのメンタルモデルを形成した経験まで掘り下げることができたら、より関わりやすくなるでしょう。
私自身、メンタルモデルに触れたことでお互いの理解が深まった経験があり、「自分の当たり前は人の当たり前とは違うんだ」と気づいた時にはすごく視野が広がったような気がしました。
このように、メンタルモデルは日常の中で十分意識できるものです。
だからこそNEWONEの研修内では、相互理解・自己理解の実践ワークの中で、メンタルモデルを認識する重要性に気づいてもらうことを大切にしています。
具体的には、管理職研修やOJTトレーナー研修等で、対話を深める質問の仕方を実践しています。メンタルモデルを意識した対話の取り方の手ごたえをつかんでもらい、研修終了後には日常の対話でも習慣的に意識できる状態まで導きます。
メンタルモデルを意識した対話で、組織の関係性はもっと豊かになる。私たちNEWONEは研修を通してそれを肌で感じてもらい、組織のエンゲージメントを高めることを大事にしています。
おわりに
今回はメンタルモデルを扱いましたが、他にも組織開発における様々な事例がございます。本記事をお読みいただき、NEWONEの研修にご興味をお持ちいただいた方はこちらからNEWONEがご提供する研修一覧をご覧いただけます。
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