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選ぶのではなく捨てることから見えてくる「価値観」の見つけ方

選ぶのではなく捨てることから見えてくる「価値観」の見つけ方

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著者

長畑 和子

著者

長畑 和子

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、キャリア自律をテーマとした新商品開発や社内の新入社員育成の推進メンバーとして組織風土づくりに取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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日常的に仕事・プライベートにかかわらず「価値観」という言葉はあちこちで耳にしますが、
改めて「あなたの価値観は何ですか?」と問われて即答できる人は皆さんの周りにどのくらいいそうでしょうか。

キャリア自律や、部下育成、チームビルディング等、どのテーマでも必ずと言っていいほどの頻出ワードにも関わらず、抽象的で得体のしれないこの「価値観」ですが、

改めて価値観とは何か?知らないとどういうことが起こるの?
自分の価値観を知るにはどうすればいいのでしょうか?

価値観は自分にとっての真実を映してくれる特注のメガネのようなもの?

真実はいつも一つなのでしょうか?
「事実は一つだけだけど、真実は人の数だけある」という言葉をみかけたことがあります。
全く同じ事象に対して飛んで喜ぶ人がいる一方、落胆する人もいます。

万人に受ける映画や旅行、食べ物、何なら人生そのものだって存在しませんよね。

自分が見た情報に、過去の経験すべてを踏まえて価値があるかないか、快か不快か、とパッと色を付けてくれるメガネのようなものを「価値観」とします。

この価値観がどういうフィルターをかけて世界(事実)を見ているのか?を知らないと、度数があっていないメガネで障害物にぶつかったり、こけたり、自分の人生何でこうなんだろう?とうんざりしてしまうかもしれません。

価値観を知らずにいるということは、環境に依存しやすく、自分で自分の状態を把握できない状況に陥りやすくなる、ともいえるわけです。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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捨ててみることで大事にしていることを見つける

価値観は正解がなく、可変的なものなので、そもそも知る・見つけることが狙って見つけること自体が難しいもの。ではどうすればいいのか?

「人生は自分次第!(いろいろと有限だけど)」のこのカッコ書きの部分がポイントです。

家探しと同じで駅チカ・格安・築浅な物件なんてほとんどないから、何かの条件を妥協する、ということをしますよね。

冒頭の「あなたが大事にしている価値観は何ですか?」に答えづらいのは、「あれもこれも、全部大事にしたいし…」という物事が有限であるという大事な前提条件が抜け落ちているからかもしれません。

逆に、「自分が特段重要視しないこと」「お金を積まれてもしたくないこと」という観点から価値観を紐解いてみると優先度が低いことに気を取られて、本当に大事なことが抜け落ちていたことに気づくということも良くあります。

(NEWONEでは、この一連の流れをアライアンスを組んでいるアトラエ社が設計した「Valuesカード」を用いて、研修内で具体化します。)

いかがでしたでしょうか?

他にも「やめろと止められてもついしてしまうこと」など、観点の表現を変えてみるのも効果的です。狙って選ぶのではなく捨てた結果残したいことから、価値観を見つめる自己理解・他者理解の一助になれば幸いです。