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エンゲージメントを高める管理職のかかわり~納得感をつくる評価~

エンゲージメントを高める管理職のかかわり~納得感をつくる評価~

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著者

館越 友哉

著者

館越 友哉

Salisbury University/Psychology major卒業後、株式会社NEWONEに入社。入社後、マーケティング部門で新商品開発に従事し、働き方改革ゲーム、エンゲージメントゲーム等のコンテンツ開発責任者および新卒採用担当を兼任。新人育成から管理職育成までコンサルタントとして営業・プログラム開発に携わっており、主に新人・若手領域、キャリア開発のファシリテーターとしても活躍している。

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最近は管理職向けのフォローアップ研修や評価を控えた評価者研修が増える時期になってきました。

コロナ禍でリモートワークが増え、マネジメントが難しくなったという声も多い中で、うまくマネジメントが出来ている方とそうでない方の差ができているのが、研修内で見え隠れしています。

その中で、うまくマネジメントが出来ている管理職の方が実践していることを、いくつかのテーマに分けてご紹介します。今回は納得感をつくる評価のポイントをテーマに記載いたします。

①期初の目標設定

まず、納得感をつくるには、実際の評価のタイミングではなく、期初の目標設定が重要です。

その目標設定では、一方的に管理職が決めるのではなく、部下を巻き込み、部下の意見や希望を反映させるプロセスが重要になります。一方的に決められた目標は納得感をなくし、言い訳をつくる原因にもなるため、この目標設定が評価の納得感をつくるうえで、最も重要と言っても過言ではないと考えます。

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②定期的なフィードバック

納得感ある目標を設定した後は、定期的なフィードバックを欠かさないことがポイントです。年に一度の評価だけでなく、進捗を確認しながらフィードバックを行うことで、部下が自分の行動と成果を振り返る機会が増え、上司が自分を見てくれているという感情を持ってもらうことも大事です。

その際には、「結果」だけでなく「変化」にも目を向けることが大切です。どのような努力が評価されたのか、改善の余地があるのかを具体的に伝えることで、フィードバックへの納得感が高くなります。

③フィードバックにおけるポイント

最後に、フィードバックは「事実」に基づいて行いましょう。抽象的な評価は誤解を招くため、具体的なエピソードを交えながら伝えると効果的です。また、改善点だけでなく、ポジティブな成果や成長にも触れることで、改善点への受け入れやすさも作ることができます。

納得感のある評価は、部下の信頼を築き、組織全体のパフォーマンスを向上させるカギとなります。ぜひこれらのポイントを押さえ、評価の納得感を高めていきましょう。