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組織に対して自主的に貢献する社員をどう育成するか

組織に対して自主的に貢献する社員をどう育成するか

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著者

池本 大輝

著者

池本 大輝

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、組織開発の一環としての社内イベントの企画・運営を行う。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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近年、働き方改革や組織風土変革に取り組む企業が増えています。企業のあり方が変わろうとし始めている今、組織を支える社員の意識と行動も変革が求められています。

しかし、「組織が変わらないと自分たちが何をしても無駄」という姿勢を持ち、組織風土の変革に対して受け身な社員が一定数存在するのも現実です。

そこで、社員一人ひとりが、組織の課題を「他責」ではなく「自責」として捉え、自主的に貢献する姿勢を育むことが重要となります。本ページでは、社員が自分ごととして組織風土変革に取り組むための育成ポイントを紹介します。

1. 今の組織を作っているのは自分であることを理解させる

社員が自主的に組織に貢献するためには、まず「組織を作っているのは自分自身である」という認識を持つことが重要です。組織の成功や成長は、社員一人ひとりの意識や行動によって左右されます。どんなに小さな行動でも周囲に影響を与え、それが積み重なり大きな変革へとつながるという意識を持つことが、社員の主体性を引き出す第一歩です。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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2. 自分でも発揮できるリーダーシップがあることを理解させる

すべての社員が管理職やリーダーになるわけではありませんが、リーダーシップは役職に関わらず発揮できるスキルです。日々の業務の中で、他者をサポートする、課題に対して主体的に解決策を提案するなど、小さなリーダーシップが組織にとって大きな意味を持つことを伝えることが重要です。

社員が「自分にもリーダーシップを発揮できる(活躍できる)場がある」と理解し、そのスキルを伸ばすためのサポートを提供することで、組織への積極的な貢献を促すことができます。

3. 小さな成功体験を通じて自己効力感を高める

自主的に貢献する社員を育成するためには、「小さな成功体験」を通じて自己効力感を高めることが効果的です。小さな成功体験とは、社員が自分の行動が実際に組織にポジティブな影響を与えたと実感できる経験を指します。例えば、業務改善の提案やチーム内での協力を通じて具体的な成果を出すことが挙げられます。

これらの小さな成功が積み重なることで、社員は「自分の行動が組織を変える力になる」という自己効力感を持ち、さらなる挑戦に意欲を持つようになります。

組織風土を変革していく上で、メンバーの協力は必要不可欠です。

こちらの記事が、組織風土変革に対して前向きにリーダーシップを発揮していくメンバーの方々の育成の役に立てていれば幸いです。