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研修効果を高めるためには?~手応えのある失敗経験をデザインする~

研修効果を高めるためには?~手応えのある失敗経験をデザインする~

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著者

藤澤 星奏

著者

藤澤 星奏

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。また、キャリア自律をテーマとした新商品開発や、若手が自律的に成長する組織風土づくりに取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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研修効果を高めたい、というお声を聞くことが最近増えていると感じておりますが、皆様はいかがでしょうか。
そして、研修効果を高めるためにはどうしたら良いでしょうか?

研修効果を高めるための第一歩として、研修後に行動が変わる必要があるとすると、行動がかわる場をデザインするためにはどのようなことができると良いのでしょうか?

例えば、受講者の方々がロールプレイングをして、できなかったな、難しいな、で終わってしまうと、そのあとの行動にはつながらないことが多いと感じます。そのため、研修・ワークショップの中で、参加者ができそうだ、と手ごたえをつかむことが大切になってきます。

では、研修の中で手ごたえをつかむためには?

手ごたえのある失敗経験をデザインする」が大切です。

具体的にはどういうことなのでしょうか。
2つの方法をお伝えさせていただきます。

1つ目は、実践レベルが、今の自分のレベルよりかなり高い場合は、失敗経験をする前に、一連の行動ができる基礎スキルを渡す、という方法です。

例えば、管理職の皆様が、ファシリテートについて理解をする場だとします。また今回の管理職の皆様は職場でファシリテートのふぁの字も実践をしていない状態だとします。すると、ここで急に研修の場で、ファシリテートしてください、はあまりにも乱暴な形であることは明白でしょう。

ここで肝なのが、「一連の行動はできる基礎スキル」を渡すことです。なぜならば、実践の前に、スキルを渡しすぎてしまうと、参加者にとってはお腹いっぱいになってしまい、基礎的な行動もできずに、手応えをつかめずに終わってしまうからです。

2つ目は、実践レベルが、今の自分のレベルよりすこし高い場合は、あえて明るく失敗をしてみてから、必要なスキルを渡し、再度チャレンジをしてもらう、という方法です。

こちらも、例えば、管理職の皆様が、ファシリテートについて理解をする場だとします。ただ、こちらの管理職の皆様は職場でファシリテートを実践しているけどうまくいっていない人がほとんどである、という状況だとします。

すると、ここでは、先程の「一連の行動ができる基礎スキル」をお渡しして実践することには何の意味もありません。なぜなら、普段からファシリテートをしているからです。

そのため、このような普段からファシリテートをしている皆様が手ごたえをつかみながら失敗してもらうためには、まずは実践してみて、解決方法を後からお渡しをしてくことが大切であると考えます。

研修効果を高めるために、参加者の皆様が、手応えを感じることができる失敗経験をデザインする時間をつくってみてはいかがでしょうか。