NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
コロナにより「社内のコミュニケーション」が断絶されてしまったというお声をいただくことがあります。
特に新入社員は、研修や内定式もオンラインにて実施したため、これまでに一度も同期同士が集まって顔を会わせたことがないというご状況の企業様もいらっしゃいます。
その状況が招いたのは、職場での不安や不満を吐き出して払拭する場の不足です。
私自身は、社会人1年目には同期が精神的な支えになった覚えがあります。皆様もそのように感じたことがあるのではないでしょうか。
私から伝えたいことは、20代社員の離職を防ぐための土台にあるのが、同期間での横のつながりであるということです。
上司や先輩との縦や斜めの関係性だけではなく、同期という横の関係性が結束できていれば、風通しのよい職場と感じる確率は高まります。コミュニケーションでストレスを発散したり、業務上の困りごとを気軽に相談できたりする仲間がいれば、信頼できる仲間として認識できるでしょう。
企業における良好な人間関係をつくるには、横のつながりが欠かせないのです。
そこで、若手社員のモチベーションやパフォーマンスの低下を防ぐための施策として「横のつながり強化のきっかけ作りとなる研修の機会」をご提案させていただきました。
大切にしたことは、「きちんと受講者同士で対話をする時間を作る」ということと「共感を感じることや不安の解消ができるきっかけ作り」で、実際の研修内容への反映方法としてはグループワークやペアワークを織り込み、「対話」や「共感・不安解消」ができる状態をつくりました。
受講者の方々からは「これからは愚痴も気軽に吐き出してため込まないようにしていきます」や「自分の中にため込んでしまう性格だが、吐き出した方が自分自身も楽になることを今回の研修で実感できたから、今後は同期にドンドン吐き出していきます」といった感想をいただきました。
また、研修が終わって、多くの受講者から「また、このような同期と会える機会を作っていただきたいです」というお声がけもいただいたのがきっかけで、定期的にフォローアップ研修を実施させていただくことになりました。
愚痴や不安を吐き出させることが目的ではなく、愚痴や不安を共有しあうことも時には離職防止の一因になっていることを認識し、あくまで「率直にモノを言い合える関係」を「局所的にでも」つくっておくことは、離職防止の一つの要因になりうるのではないかと考えています。
早期離職で悩まれている方の参考になれば幸いです。