NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
私は、自社の新卒採用の面接官も務めています。
弊社の面接フローは、一般的な書類応募→段階的な面接と適性検査→最終面接、というものではなく、複数回の面談と面接を繰り返します。
そのため私の面接後は、別のメンバーとの面談を組ませていただくことが多いのですが、その際にふと気づいたことがありました。
「この学生さんであれば、次は○○さんに面談をお願いするべきだな」と、面接中からイメージがわくのです。
組織内のつながりがなぜ大事なのか
トランザクティブメモリーという概念があります。
組織内の「誰が何を知っているか(Who knows What)」を共有することの重要性を説いたものです。
弊社の場合は、所帯が小さいこともありますが、手前味噌ながらこれがうまく機能していると言えます。
人事様からのお悩みとしてよく「組織がサイロ化してしまっている」「管理職同士の横連携がない」といったお声が聞かれます。
またコロナを経て「若手社員が同期で集まる機会がなかった」ことに対しても、危機感を抱いている人事様もいらっしゃいます。
この事象によって引き起こされる問題として、「離職の歯止めが効かせにくい」「組織内がギスギスする」等もありますが、経営観点から見ると「新しいアイデアが生まれなくなること」も重大であると捉えています。
誰も未来の予測ができない時代において、イノベーションを起こす、つまり新しいアイデアを生み育てることは喫緊の課題であるからです。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
アイデアとは何か
アメリカ広告業界の大物であるジェームズ・W・ヤングは、著書「アイデアのつくり方」の中で、
「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」と言っています。
つまり、アイデアとは、天才が0から想像するものではなく、既知の情報同士の結合によるものだということです。
これを組織に当てはめてみると、個々人により既知の情報は異なるので、人同士の組み合わせを意図することがアイデアを生むために重要なカギになります。
つまりはトランザクティブメモリーが豊かな企業ほど、個人の持つ資産を活かし、総和としての価値創出ができると言えるでしょう。
つながりは能動的に生み出す
では、どうすればその状態がつくれるのか。
現在は様々なタレントマネジメントシステムがありますので、それを活用するのも一手でしょう。
しかしそうしたシステムを利用して繋がった人と人が、いかに既知の情報を結び付けあうかというと、お互いの人となりを知り、信頼関係を結びあうことから始まるのかもしれません。
これは何も、「新しいアイデアのためだけ」にやることではありません。
もしかすると、上司のAさんは「私が知らない、私の仕事に役立つ情報」を知っているかもしれません。
日頃から、相互に関心を持ち合い、自己開示を意識してコミュニケーションを取っておくことが、日々の仕事において成果をあげるうえでも重要であると感じます。
そのための一つの機会として昨今、1on1が注目されています。
弊社でも多数の1on1支援実績がございますので、ぜひお気軽にご覧下さい。