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Uniposを入れてみました。

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NEWONE事務局

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(株)NEWONEの上林です。
会社を立ち上げて、1年半近くになり、従業員数も30名近くになってきました。
最初のスタートダッシュというフェーズから、組織をどう作っていくかという点が大事になっていく中で、弊社NEWONEでは、Unipos(ユニポス)という仕組みを新たに導入してみました。
導入してみた感想をまとめてみたいと思います。

Uniposとは


Unipos(ユニポス)は、 ピアボーナス(第3の給与:日常的に、同僚から感謝の気持ちとして送られる少額ボーナス)を簡単に実現するサービスです。 (https://unipos.me/

仕組みとしては、一人ひとりが週次で一定数のピアボーナス配付権がもらえ、それを使って共に働く仲間対して、日ごろの仕事の成果や行動を賞賛として送り合うものです。

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Uniposの導入背景と実施前の懸念


自社で導入を検討し始めた理由は2つあって、
1つ目は、スタートアップである我々は、一人ひとりが、会社の代表としての意識をもって取り組むという価値観で邁進してきました。
その結果、とてもパフォーマンスは良かったのですが、一人ひとりの様々な成果が周りに気づかれないことも多く、そのために、讃え合うことが出来ない状況でした。
そういった環境下で、もっと讃え合うことが出来ないかと思ったことです。

2つ目は、給料を払う権限の一部を会社から個人に移すという発想が良いなと感じたことです。
一人ひとりがイニシアティブをもって組織を動かすために、少しでも多くの権限が各人にある方が良いなと感じる中で、そのコンセプトにとても共感しました。

一方で、成功事例をたくさん聞いていたとは言え、懸念点もありました。

1つは、褒め合うことを通じて、承認欲求で動く、すなわち外発的動機で動き、内発的動機での行動が減るのではないかという点です。
新たな価値を生み出すためには内発的動機が大事であるという考えを持っていたために、導入へのブレーキの一つになりました。

もう1つは、スポットがあたりすぎる人が出て、一人ひとりが逆に「人と比較する意識」が増え、組織が内向きになっていかないかという懸念がありました。特に組織として若い上に、若いメンバーが多い自社としては本当に大丈夫なのかという点でした。

導入して感じたこと


結論とても良かったと感じています。

・讃え合うことで、モチベーションが上がる
・今まで見えていなかった人の成果が明らかになって知ることができる
・人に対して、能動的な関わりが増えるようになる

など、想定していた良さも強く感じましたが、実施してみて一番感じたのは、
組織に対する施策は、「挑戦」と「安心」のセットが大事である、ということを強く感じました。

Unipos(ユニポス)から得られる効果は多数ありますが、全て組織としてのベースを作る、特に一人ひとりに「安心」をもたらす効果があるのだと感じています。

一方で、もともと私自身が危惧していた懸案は、この「安心」だけを行う、すなわち「挑戦」が無い環境で導入することを想定していたものだったと実施してみて感じました。

今回導入のタイミングで、社員全員が「挑戦」する施策を同時に行っていたため、前に進むエンジンのベースとして、「安心」をもたらすUnipos(ユニポス)がとても機能していると感じます。

変化の激しいVUCAな時代において、企業は様々な挑戦を行うことが求められます。
しかし、「挑戦」だけにフォーカスすると組織として疲弊をしていく中で、その「挑戦」とバランスが合う「安心」をプロデュースすることが大事なのだと学びました。

我々NEWONEは、今までにない新しい価値をテーマに、人材育成・組織開発において新たなサービスを生み出してきました。
これからは、「安心」も大事にしつつ更なる「挑戦」を行い、世の中に本質的な価値を創出していきたいと強く思っております。
引き続き、何卒よろしくお願いします。


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員〜管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員〜経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年7月、「和×人材育成」をコンセプトにした和の大学株式会社を設立。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、生産性向上やイノベーションなどを支援する株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー