NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
社会人生活にも慣れ始めた2年目の頃、多くの若手社員が最初の緊張感や新鮮さが薄れ、ふと「このままでいいのかな?」という漠然としたキャリア不安を抱えることがあります。
仕事の流れは理解できるようになり、いくつかの業務にも触れてきたけれど、自分の未熟さやスキル不足を痛感し、「もっとできる人がたくさんいる」と感じる瞬間が増えます。加えて、SNSで楽しそうに働く人や充実したプライベートを発信している人が目に入ると、「自分の仕事や生活が劣っているのではないか」と不安が募ることもあるでしょう。
こうした状況の中で、「自分がこの仕事を続ける意味はあるのか?」と悩む若手社員は少なくありません。ですが、明確に辞めたい理由があるわけでもなく、ただモヤモヤとした感覚を抱えたまま働き続けてしまうこともあります。
そこで今回は、若手社員がキャリア不安を乗り越え、自社でエンゲージメント高く働くために必要な「3つの気づき」をご紹介します。
① 「自分でも組織に貢献できる」という気づき
若手社員が仕事に自信を持つためには、「自分が組織に貢献できている」という実感が必要です。しかし、若手社員は経験不足や裁量の少なさから、「自分は役に立てていない」と思いがちです。
たとえ小さな成果であっても、それがチームや会社にとって意味のあるものであると認識することで、自信が生まれます。例えば、「作成した資料がプロジェクトのスムーズな進行に貢献した」「上司から頼られることが増えた」など、自分の努力が評価されている瞬間に気づくことが重要です。
また、上司や先輩が適切なフィードバックを与え、努力を認めることも、若手社員が自信を持つための鍵となります。「成果を出している」と感じられる瞬間を積み重ねることで、自分の価値を実感しやすくなるでしょう。
② 「今の業務から得られるスキルが将来役立つ」という気づき
若手社員が感じる不安の一つに、「今の仕事が将来のキャリアにどうつながるのか分からない」という問題があります。この不安を解消するには、現在の業務をスキル単位で分解し、そのスキルがどのように役立つのかを明確にすることが大切です。
例えば、営業業務で関係構築力を身につければ、将来どのような仕事でも活かせるコミュニケーションスキルが得られます。企画提案を通じてお客様の期待を言語化する力を磨けば、周囲の期待に応える力が強化され、どんな業種でも応用可能です。
今の仕事をただの作業と捉えるのではなく、「自分を成長させるためのステップ」として意味づけをすることで、日々の業務に対するモチベーションが大きく変わります。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
③ 「自分には味方がいる」という気づき
キャリアを一人で悩むことは、若手社員にとって大きな負担となります。だからこそ、「困ったときに相談できる上司や先輩がいる」「自分を支えてくれる味方がいる」と感じられる環境が重要です。
定期的に1on1ミーティングを実施し、若手社員の話を聞くことは非常に効果的です。仕事上の成果だけでなく、漠然とした不安や将来の悩みについても耳を傾けることで、「自分のことを気にかけてくれている」という安心感が生まれます。
さらに、上司や先輩が適切なアドバイスや励ましを与えることで、「一人で悩まなくてもいい」「この職場で成長していける」と若手社員が実感できるようになります。味方の存在を感じられることは、不安を軽減し、前向きに仕事に取り組む大きな力となります。
おわりに
今回ご紹介した「3つの気づき」は、若手社員がキャリア不安を乗り越え、自社でエンゲージメント高く働くために重要な気づきです。
若手社員の成長やエンゲージメントの向上は、組織全体の活性化にもつながります。今回のメソッドが少しでも職場でのエンゲージメント向上の参考になれば幸いです。