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「マネジャーになりたくない」という声に対して

「マネジャーになりたくない」という声に対して

<a href=渡名喜 守哉" width="104" height="104">

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、社内では提案書の集約システムの構築や組織開発の一環としての社内イベントの企画・運営を行う。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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近年、多くの企業で「マネジャーになりたくない」という声が聞かれるようになりました。
この現象は、働き方やキャリア観が劇的に変化している現代社会において特に顕著です。

多くの企業様とご一緒させて頂く際に上がってくる現場のマネジャーの方からの声としては以下のようなことが多いように感じます。

「自分なんかがマネジメントできる自信がない」
「これまでよりも負担が増えるのは避けたい」
「自分がマネジャーをする理由がわからない」

かつては、キャリアの成功は昇進や管理職への昇格で測られることが一般的でした。

しかし、最近は皆様ご承知の通り、キャリアを通じた自己実現を重視する傾向が強まったり、仕事とプライベートのバランスを重視する考え方も広がっています。これらが影響し、従来のキャリアパスである「マネジャー=成功」という図式は薄れつつあります。

また、マネジャーという役割を担うことで責任が大きくなることに対して、不安を持つことは必然です。そんな方々に対して必要な支援は何でしょうか。

それは、次世代マネジャーの方々へのステップを踏んだ伴走型の支援施策です。

もう少し具体的な内容でお伝えすると、例えば研修施策を打つ場合、単発のスキル付与にしないということです。
マネジメントで重要なスキルを1日の研修でなんとなく理解したとしても、前述させて頂いた現場からの声にもある通り、不安に対しての支援という意味では不足するでしょう。必ず職場実践期間を設けてフォローアップにて振り返りをしていただくことで手ごたえを掴んでもらうことがポイントになります。

加えて、その際には、同じ境遇の次世代マネジャーの方同士で対話することで、現場特有のリアルやそこからくる不安についてもはき出しながら、綺麗ごとではない、皆様自身の言葉に変えることでより実践に繋がる時間になります。もちろん、上手く行った方々のナレッジの共有の場としても機能します。

このように、次世代マネジャーの皆様に対しては「マネジャー=成功」という図式が薄れているからこそ、より支援施策に注力していく必要があるのだと思います。