NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
目次
突然ですが、社内で研修を実施しても受講者の方々が研修受講に対して“斜め”な姿勢で、「本当に研修をする意味あるの?」といったお悩みを持っている方もいるでしょう。
NEWONEでは様々な研修を提供していますが、研修受講者の多くは、研修の受講に対して最初はとても“斜め”な姿勢、つまり研修は意味がない、と考えている状態にあることが多いです。そこで、NEWONEでは、研修受講者に前向きに研修を受講していただけるように、「受講者を前向きにするWHY」を作っています。
★弊社のケーススタディを使った研修プログラム例はこちら
研修受講者の研修受講前の心理状態
日々の業務が忙しくても研修を受けることが重要だ、と言われていても、現実には多くの受講者は研修を受けることに対して後ろ向きです。
研修を受けて、本当の意味で受講者の学びにするためには、「なぜ研修を受講するのか」「自分にとってどんな意味があるのか」を受講者に納得してもらわなければなりません。NEWONEでは、研修受講の際にもっとも重要なことは、研修の初期段階で受講者に研修受講に対して前向きになってもらうことだと考え、以下の3つのWHYに応えることで後ろ向きな受講者を前向きにしています。
- なぜ、この研修を?
- なぜ、今?
- なぜ、あなたが?
どのように研修受講者の3つのWHYに応えるか?
(どのように研修受講者を前向きにするか?)
大人には、研修で伝えられるような理論や解説は響きにくいです。これまでの過去の経験から培った考え方・捉え方の癖があるため、素直に新しい知識を100%そのまま受け入れられる人は多くはありません。理論や解説といった一般論から生々しい自分自身の過去の実体験へと、研修で伝えられる内容を書き換えることで、気づきを生む状況を作り出すことが重要です。つまり研修を他人事、ではなく、しっかりと「自分事」にするセットが大切です。
この考え方は、NEWONEの研修のコアコンピタンスである、「変わりたいと思う場をつくる」が基礎となっています。
考え方・捉え方の癖とNEWONEの研修メソッドに関して詳しくはこちら
WHYを作る時のポイント
WHYを作る時は、受講者に響くような工夫が必要です。
①受講者にとってのpainとgainに気づかせる
painとは、これをしないとどんな悪いことが起きるのか、その障害やリスクを指します。gainは、これをするとどんな良いことが起こるのか、メリットや恩恵を指します。そのpainとgainの差を広げるものがWHYです。
gainとpainの差が広がる、つまりこれをすると得られるメリットが増え、しないと起こるリスクも増えると、これをやらなければならない!と受講者に感じさせることができます。
②WHYを作る時は、多方面から受講者に最も響く題材を用いる
どのようなWHYが響くのかは受講者自身の思考特性やその人を取り巻く外部環境、受講者のビジネス環境、組織フェーズによって異なります。多方面から最も響く題材を用いて受講者に響くWHYを作ることが重要です。
例えば、日々の業務に追われて、研修を受ける余裕もない!という受講者に響かせるWHYを考えてみます。NEWONEの研修では、研修の冒頭で木こりのジレンマという寓話を用いて、研修を受講する意義に受講者自身に気がついてもらえるよう促すことがあります。
木こりのジレンマとはイソップ童話の一つで、とても仕事熱心な木こりが主人公です。
木こりは、毎日自分が切る木材の目標本数を決めていて、その目標達成に盲目になってしまいます。段々と使う斧の切れ味が悪くなっていることにも気が付かずに、目標本数を毎日切ることに追われてばかりの日々。そんな時、近くを通りかかった旅人に木こりは話しかけられます。「斧の切れ味が悪くなっているから、斧を研いだ方がいい」と旅人は木こりに助言をします。日々の業務が忙しいからといって、斧の手入れを怠れば、一日に切ることができる木材の量も減ってしまい、出せる成果も下がってしまうのです。
この話を聞いた受講者に、この寓話に出てくる木こりと、自分の姿を重ね合わせて考えてみてもらいます。毎日が忙しい、研修を受ける余裕もない、と言ってばかりでは、一度立ち止まって研修を受けることで得られるかもしれない知識や学びを得ることができず、日々の業務に役立てることもできない。なんて自分は損をしているのだ、と気がつかせ、受講者が研修に前向きになるように促しています。
研修を受講する意義に関して詳しくはこちら
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
3つのWHYの作り方
WHYを作る際は、
①なぜ、この研修を?
②なぜ、今?
③なぜ、あなたが?
この3点に答えるためのpainとgainを考えます。
この時のWHYを考えさせるための内容をgain寄りにするか、pain寄りにするのかは受講者に合わせて設計します。painが多すぎると受講者の気持ちが離れていってしまうので、適度に吐き出しを入れることも重要です。
WHYの組み立て方具体例
実際にNEWONEの研修で行っているWHYの組み立て方をご紹介します。
OJTトレーナー研修の場合
研修の中で、「OJTトレーナーとトレーニーは、まずは信頼関係の構築が重要です!」という内容をOJTトレーナーに伝える際、「トレーニーとの信頼関係を構築することが最優先で取り組むべきことです」と、ただ伝えてもなかなか響きません。
そこで、自分が信頼している人、信頼できない人を洗い出すワークを実施します。ワークの中で、どんな理由、要素によって信頼できるのか、信頼できないのか、を考えてもらいます。その後、 信頼している人、信頼していない人から「頑張っているね、信頼しているね」などの褒め言葉をそれぞれから言われると、どう感じるのか、どう体感するのか、問いかけます。
このワークを通して、そもそも信頼していない人からは何を言われても心に響かないことを実感してもらいます。OJTトレーナーとトレーニーの関係性においては信頼関係の構築が重要だという気づきを与えることで、本当の意味で研修で伝えたい内容を理解してもらうことにつながるのです。
まとめ
前提として、研修を前向きに捉えている人の方が少なく、研修のスタート地点は受講者にとって、この研修が意味があると思ってもらうことから始まります。研修受講に“斜め”な姿勢、研修は意味がないと考えている研修受講者をどれだけ前向きにさせられるかは、WHYの内容に左右されます。NEWONEでは、「学びたい、変わりたいと思える場をつくる」ために、今回ご紹介した3つのWHYの作り方を活用して研修を開発しております。
本記事をお読みいただき、NEWONEの研修にご興味をお持ちいただいた方はこちらからNEWONEがご提供する研修一覧をご覧いただけます。