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「研修」の可能性を探求する~何をもって効果があったとするのか、を再定義する~

「研修」の可能性を探求する~何をもって効果があったとするのか、を再定義する~

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多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

昨今、副業の推進、公募やポスティング制度の強化、ジョブ型への移行、リスキリング、タレントマネジメントの促進のように、HR領域は多くの変革が進められています。

しかしこのようなHR全体の変革が求められる時代において、人材開発および「研修」という領域の変革は未だ進めきれていないと感じられている方は多いのではないでしょうか。

今後求められる企業研修の変革について、この記事ではご紹介します

※本内容は、2024年9月18日実施セミナー「研修」の可能性を探求する~何をもって効果があったとするのか、を再定義する~の内容をまとめたものです

アップデートが難しい人材開発領域

ジョブ型への移行、タレントマネジメントの促進のようにHRの領域では日々さまざまなことがアップデートしています。一方人材開発領域では、ある大企業が何年も同じ育成体系のままである等、中々アップデートしていくことが難しいと言われています。

実際、例えば育成体系のアップデートをしようとしても「階層別研修はやっているものの、どの程度インパクトがあるのか正直怪しい」「人材ポートフォリオと人材育成の実態が乖離している」等のさまざまな課題も出てきます。

では、加速度的に変化するHR領域において、人材開発や企業研修はどのような変化が必要なのでしょうか。

今求められている人材開発

従来の日本企業では、長期雇用を前提にした育成システムが一般的でした。たとえば、階層別研修とOJTの組み合わせ等です。しかしそれでは求められるニーズに対応しきれなくなっている現状があります。今求められているニーズに対応するために、人材開発領域では、以下3つの変化が求められています。

①多様なキャリアニーズに対応する人材開発

以前は、企業側が従業員を長期的に育成し、定年まで同じ会社で働くという前提がありましたが、今は一人ひとりが異なるキャリアパスを持ち、それぞれの目標に応じた育成が求められています。企業は、従業員が自分のキャリアを積極的に選択できる環境を提供し、従業員の成長をサポートする必要があります。

②戦略的な人材開発

多様なキャリアニーズへ対応し、限られた人的資本を活用するためには、戦略的に育成していくことが求められます。具体的には、多様なキャリアに応じるための学習機会やリスキリング、戦略的な次世代リーダー育成が必要になってきます。

③多様なキャリアニーズと組織が求める人材を結びつけ、エンゲージメントを高める人材開発

現在はより自立した人材が増え、複数社経験することが当たり前になってきました。そんな中、多様なキャリアニーズに応え、かつ自社内で様々な社員のキャリアを形成できるような、エンゲージメントを高められる人材開発が求められてきています。

上記のような人材開発領域で求められているものが変化する中で、研修も変化が求められています。

これから必要な研修の変化とは?

従来の研修は知識を習得させることや特定のスキルを身につけることが主な目的とされていました。しかし、結局のところ知識を得るだけでなく、重要なのは研修を受けた人たちがその後どのような行動を取るか、どう変わっていくかになります。つまり、研修の目的は「行動変容」を促すことであると言うことができます。

よって、今までのような、求められる役割や知識をただ教える研修から、役割を超えて、何も言われていないけど、自分がやりたくてやっているといえるアクションを生み出せる研修に変えていくことが求められています。

例えば管理職研修の場合、教える研修は、「あなたの役割はこれです」「この能力が求められているので実行して下さい」と伝えることになります。そうではなく、アクションを生み出せる研修では「今の職場において自分の良さや強みをどのように活かして行けるのか」「主任としてパフォーマンスを出すとはどのようなことなのか」を自ら考え、行動へ移してもらえるように促します。

この行動を起こしてもらうためには対話や内省を通して職場と個人との関係性が変わることが重要です。

NEWONEが提供する、行動変容を起こす研修はこちらをご覧ください。

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アンケートコメント(一部抜粋)

  • これまでの研修は受講することで役割を知り素直に順応/同調することが目的になりがちで、これからは受講することでより主体的に影響力を発揮できる状態に行動変容することを目的とすることが必要と理解しました。
  • 研修の効果は間接的な影響であり、受講者へモチベーション、向上意識をもって受講して貰うことが重要と感じられました。
  • 変わりたいと思う場を作る、という点が印象に残りました。
  • 研修が目指すべき本質的な要素が理解できた。
  • 新しい発見があり、得るものがありました。特に、内発的動機付けを発見するための質問など。

登壇者の声

「研修」というと、効果があいまい、やりっぱなし、などネガティブなイメージを持たれる方が一定数いるかと思います。しかし私はこれまで多くの企業研修を通して、確かに人が変わり、エンゲージメントが高まる瞬間を多くみてきました。人的資本の重要性に注目が集まる現在、意図的で丁寧なデザインによって、効果が高い研修を実践することが必要です。

まとめ

人材開発領域での変革が求められている中で、研修においても「役割を教える研修」から「役割を超えた行動が起こせる研修」へ変化が求められています。従業員のエンゲージメントを高め、自ら変わりたいと思える研修を目指していくことが、今後求められるのではないでしょうか。

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