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マネジメントの難しさを誰が背負うべきか

マネジメントの難しさを誰が背負うべきか

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著者

本間 俊平

著者

本間 俊平

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。社内ではインナーブランディングの一環として、社内イベントの企画を行っている。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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リクルートワークス研究所のデータによるとマネジャーの8割以上がプレイングマネジャーであるといわれています。

マネジメント歴に差異はありますが、マネジャーの方々に自身の問題は何ですかと聞くと、

「マネジメント業務とプレイング業務とのバランスが難しい」
「部下に仕事を任せられない」
「プレイヤーとして脱却できない」

といった声は多く聞きます。

では、マネジャーの仕事は何でしょうか?

・組織の目標に責任を持ち達成すること
・部下を育成し、成功を導くこと
・問題解決と意思決定のサポートすること 等

インターネットで少し検索するだけでも沢山の定義や役割が出てきますが、これだけ仕事や役割が多岐にわたっているのということを感じます。

ここ10年くらいの身近な変化でも、以下のようなことが挙げられます。

価値観の多様性を重視

世代間や個々人の価値観の多様性自体は以前からありましたが、終身雇用制が前提の働き方の中では価値観を同質化することで、組織やチームとしての一体感を醸成しており、多様性自体は重視されていませんでした。

イノベーションの創出や社会的責任といった文脈での時代変化の中で、個々の価値観の違いを重視し活かしていくことが求められるようになりました。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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リモートワークの拡大

働き方改革やパンデミックの影響もあり、リモートワークが拡大しました。生産性が向上するといったメリットもある一方で、新たなコミュニケーションツールが導入され、その適応が求められたり、物理的な距離がコミュニケーションの障壁となることもあります。

そういったことで、マネジャーがチームビルディングに難しさを感じることもあります。

10年先のマネジメントは、また違った役割が求められ違った仕事内容になっていると思います。
自分がメンバーの時に受けてきたマネジメントと、マネジャーとして求められるマネジメントが違うということが前提となり、新たにマネジメントを学ぶ難しさに加え、これまでの経験を捨てる難しさもあるのです。

 重要なのは、マネジャーだけに難しさを背負わせるのではなく、
「過去数年前と比較してもマネジメントが非常に難しくなっている」というメンバー層も含めた組織全体の理解なのではないでしょうか。
部下側からの歩み寄りというアプローチも面白いと感じます。