投稿日:

いよいよ新年度。コロナ禍でのチーム作りは大丈夫でしょうか。

いよいよ新年度。コロナ禍でのチーム作りは大丈夫でしょうか。

NEWONE事務局

著者

NEWONE事務局

著者

NEWONE事務局

エンゲージメント向上や人材開発・組織開発全般に関するお役立ち情報やメソッドを発信してます!

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

(株)NEWONEの上林です。
3月になりました。来月から新年度の企業様も多いのではないでしょうか。
1都3県で緊急事態宣言が延長される中、異動等も多い新年度の開始にあたり、例年よりもチーム作りが難しいことが想像できます。

急速に「働く」という環境が変化する中で、
その変化に対応できるこれからのチーム作りのポイントは何か、まとめてみたいと思います。

フラット化するチーム

チームに対する環境変化として、以下3つのようなものがあります。

1つ目は、働き方の多様化です。
以前はチームを組む場合は、同じ組織のメンバーが集まり物事を成し遂げることが多かったです。そのため、役職や年次というものの影響かが大きく、チームにおいて階層構造がしっかりしていたと思います。一方で昨今の環境では、多様な雇用形態や外部のプロフェッショナル活用の流れも強く、同じ会社の同じ雇用形態ではないメンバーでの編成が当たり前になり、結果、階層構造の影響が少ない形となりつつあります。

2つ目としては、新たな組織形態への注目です。
1つ目の影響もありますが、「ホラクラシー型組織」「ティール組織」というワードも人事・組織界隈では当たり前に聞かれるようになり、様々な組織の作り方が注目されるようになってきました。フラットで自律分散型な組織作りが少しずつ身近なものになってきていると感じます。

3つ目としては、急速なオンライン化です。
偉い人が奥の席へ座る、というような過去から受け継がれているマナーが実践できないオンラインでのMTGやコミュニケーションが増え、より対等な感覚が増えつつあります。また、情報が対等にオープン化できることも、フラット化を促進する要因になっています。

これらの変化を受けて、チームというものが、階層構造が強い「ツリー型」から徐々に「フラット型」に変化していくことが予想されます。
そうなると、今まで「ツリー型」のチームマネジメントしか行ってこなかったリーダーの方は、改めて今までのやり方を手放し、フラットが強化される中でのチームビルディングに変えていく必要があります。

一方で、この変化はエンゲージメントという文脈においては良い流れです。婚約をエンゲージメントと訳すように、対等で前向きなつながりであるエンゲージメントは、階層構造が強いことよりも、よりフラットで対等な方が、強まっていることが予想されます。

したがって、エンゲージメントの高いチームを創るためにも、よりフラットを意識したこれからのチームビルディングを習得することが大事です。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

開催中のセミナーを見てみる

エンゲージメントの高いチーム作りのポイント

チームとは何か、を考えるにあたり、よく似た使われ方をするグループとの違いから考えると、
グループは、「区分、整理のためにまとめられた集合体」を意味するのに対して、
チームは、「共通の目標達成のために協力しあう集合体」を意味します。

すなわち、共通の目標という同じ方向を向いて、皆が自分の役割をもとに進んでいくものになります。

そういったチームにおいて、階層構造が強いツリー型から、フラットになってくると何が変わってくるでしょうか。
それは、強制的な指示命令で人は動きにくいというのが大きな変化になります。

だからこそ、これからチームを引っ張るリーダーは、旧来型のマネジメントではなく、新たな時代のチームビルディングとして、以下のような4つの変化が大事です。

(1) 方向性浸透
「権限によるリーダーシップ」 → 「ビジョン共感によるリーダーシップ」
強制的な指示命令が行いにくいからこそ、ビジョンへの共感やリーダーへの信頼で同じ方向を向く状態を作ることが大事です。

(2) 役割分担
「最適な細分化による仕事アサイン」 → 「個々の強み発揮重視の仕事アサイン」
権限ではないからこそ、一人ひとりがそのチームで力を注ぐ理由を作る必要があるため、個々の強みや意向を活かした仕事のアサインが大事です。

(3) 実行推進
「管理とコントロールによる推進」 → 「権限移譲による推進」
一人ひとりが能動的に働きたいという状態を作る必要があるため、一人ひとりに今まで以上に権限を委譲し、後押しをすることが大事です。

(4) 相互連携
「階層構想による秩序」 → 「フラット・オープンによるコラボレーション促進」
情報の非対称性を減らし、チームメンバー全員に可能な限りの情報をオープンにすることで、コラボレーションが起こしやすい状態を作ることが大事です。

これからのリーダーやマネジャーは、この4つのポイントに向き合う必要があります。

組織再編や異動で新たなチームを作る際には

環境変化に伴い、チーム作りも変化する中で、新しい組織でチームビルディングを行うことは難易度が高まっています。
スピードが求められる中で、どうしても業績達成に目が向き、難しいチーム作りが後手になるケースもよく見られます。

NEWONEでは、そういった新たな状況でのチーム作りを支援するために、
管理職の7つ道具(ココラボ)の「セットアップ」という無料ツールで、多くのマネジャーやリーダーを支援しております。
チームが開始される日から、適切なタイミングで望まれるアクションが通知されるため、業績に目が行き過ぎても、チーム作りを行うことができます。

◆セットアップ
https://cocolabo.club/setup

また、新年度に新たなメンバーが入った際には、早いタイミングでメンバーの大事にしている意向を理解でき、双方向コミュニケーションを後押しする1on1支援ツール「カルテ」も、同様にメールアドレスの登録のみで無料でご活用できます。

◆カルテ
https://cocolabo.club/karte

忙しい管理職の皆さまに新たな武器を。
前例のないコロナ禍だからこそ、多数の組織がONE TEAMになることを支援したい。

我々NEWONEは、これからも時代に合わせた新たな価値を提供していきたいと思っておりますので、是非、ご活用いただければ幸いです。

NEW!調査レポート★
能するチーム・機能しないチームのアクションの違いとは?
~オンライン化時代のチームづくりに必要なこと~
https://new-one.co.jp/research/n-007/


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員〜管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員〜経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、エンゲージメントを高める支援を行う株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー