#コラム

一行読書:我々は原因論の住人であり続けるかぎり一歩も前に進めません(嫌われる勇気)

NEWONE小野寺です。

“我々は原因論の住人であり続けるかぎり一歩も前に進めません”
『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健(著)

アドラー心理学を読みやすく紹介し、ドラマにもなった当書を読まれた方は多いのではないでしょうか。
今回はアドラー心理学の根幹ともいえる「目的論」の重要性を示す一行をご紹介します。

5年ほど前、初めて当書を読んだ際、「トラウマ」や「承認欲求」なんてない!という内容を見て、「いや、あるでしょ!」と自分の経験と常識に照らして、とても違和感を感じた記憶があります。

ただ、そんな私もこの一行は、とても納得できたことを覚えています。

「過去○○だったから、今こんな状況なのは仕方ない」と考えるのは自分の状況を肯定することができ、ある意味とても楽ですが、確かに一歩も前には進めません。

文中で、ソクラテスの”誰ひとりとして悪を欲する人はいない”という言葉が紹介されています。
ギリシャ語で、善とは「ためになること」、悪とは「ためにならないこと」という意味です。
世の中には不正や犯罪など様々な悪行がはびこっていますが、それはその人とっての善であるということです。

つまり、人はなんらかの「善(目的)」のために行動するのです。

そして重要なことは、目的は過去ではなく未来の概念のため、今の自分が常に「選択できる」ということです。

5年越しに改めて当書を読み返し、当初あった違和感が全くなく、自分の中で「目的論」の考え方が当たり前になっていることを感じました。

自分の選択によって人生を変えたい(コントロールしたい)のであれば、変えられる(コントロールできる)という前提に立つべきであり、その前提に立つのであれば必然、原因論(過去に左右される)ではなく目的論(未来は選択できる)で考える必要があります。

日々、自身の行動や選択の目的を内省する習慣が重要です。

※「一行読書」について
株式会社NEWONEでは、「仕事そのものが面白いから働く20代を増やす」というミッションのもと、当事者である20代のメンバーを中心に、「Project NEW20’s」を運営・推進しています。
本コラムはProject NEW20’sの企画の1つであり、「働き方」「20代」「モチベーション」「主体性」「エンゲージメント」「幸福」等のテーマで書かれた著書から、20代の仕事が面白くなるヒントや、20代の能力開発のヒントとなる一行をご紹介しています。
Projectの詳細や関連記事は、ぜひ、以下よりご一読ください。
https://new-one.co.jp/service/workshop/project-new20s/

 


■プロフィール
株式会社NEWONE マネジャー 小野寺 慎平

大学卒業後、(株)シェイクに入社。企業の人材育成や組織開発のコンサルティングを行う。
2018年1月(株)NEWONEに創業メンバーとして参画。
商品開発・マーケティング、組織開発コンサルティング、研修やワークショップのファシリテーターなど多方面で活動する傍ら、「仕事そのものが面白いと思う同世代(20代)を増やす」をテーマに20代向けの能力開発事業「ProjectNEW20’s」を立ち上げる。
2018年3月より(株)OriginalPointに参画。「時代にあったキャリア開発」をテーマに学生向けキャリア支援やイベント企画など行っている。