#コラム

昏睡状態の人と対話する

こんにちは。NEWONEの山田です。
日々感じたことを“描い”ていこうと思います。

5年以上前に出会った心理的アプローチを今年から本格的に学んでいます。
それは、昏睡状態や認知症など、意識障害にある人たちへの心理的アプローチ(コーマワーク)です。

10年前に父が亡くなり、その後このアプローチに私は出会ったのですが、
1980年代にチューリッヒで生まれたコーマワークは、
30年以上の歴史を持ち現在でも、ドイツ・ポーランド・ニュージーランドなどで
用いられています。

相手の世界を尊重すること。
コーマワークの基本原則は、人を変えようとか助けようというのではなく、
ただ丸ごと起きていることを理解する。
そして、その命が全うされるように共に寄り添うことです。

先日、30年間昏睡状態だった人が目を覚ましたという事例をニュースで読みました。

意識というものは、まだ解明されていないことも多く、意識がどのように回復するかはわかりませんが、このニュースのように意識が回復される方は少なくないといいます。

意識がないとされる人への深層心理学的アプローチ。
それは、昏睡状態の人が、夢のような世界の中にいると考え、その夢のような世界に私たちは寄り添い、話しかけ、身体に触れていきます。
徹底的に相手の世界を尊重し、寄り添っていくのです。

私は父の世界にもっと寄り添いたかったのかもしれません。
これもひとつの学びのきっかけです。

学び終わった時に、どのような世界が待っているのかわかりませんが、
どのような人でも、相手が寄り添ってくれたというその体験は、
歓びに変わるのではないかと私は信じて、学び続けたいと思います。

 


■プロフィール
山田 静香(shizuka yamada)
大学卒業後、大手人材サービス会社にて法人営業・秘書・経営企画を経験後、
営業部門マネジメントに携わる。
2006年シェイクに入社。リーダーシップ開発・組織開発プログラム等のファシリテーションを実施。
エグゼクティブ(パーソナル)コーチングやシステム(関係性)コーチングアプローチでの
組織開発なども実施している。また、管理部門責任者としても組織運営に携わる。
現在は、シェイク・NEWONEファシリテーターとして活動しながら、
可能性の開花を意図するBloomingColorを設立し、人々のそれぞれにもつ色が
表現されるための支援(パステル曼荼羅アーティストとしてワークショップの開催や
フラワーエッセンスセラピスト)も行っている。