#コラム

大切なのは、君が照らされて、君が照らしている。ということ

こんにちは。NEWONEの山田です。
日々感じたことを“描い”ていこうと思います。

何度もふと観たくなるあるものの話をしたいと思います。

それは5年以上前に、友人に紹介されて初めて観た邦画 
三島有紀子 監督・脚本「しあわせのパン」で出会いました。

北海道の四季を舞台にした人とのふれあいの物語で、
「わけあうたびに わかりあえる 気がする」がキャッチコピーの邦画です。

“パン”とタイトルについているので、
“パン”をわけあうことも数々のシーンに出てきますが、
私が心惹かれたのは、このパンではなく、そこに出てくる“絵本”でした。

その絵本は、人は一人では生きていけないことを、
こっそり教えてくれます。

『月とマーニ』
少年マーニは 自転車のかごに月を乗せて
いつも東の空から西の空へと走っていきます。
太陽を乗せた少女ソルがやってくると
マーニは少しおやすみします。
ある日マーニが歌いながら自転車を走らせていると
やせ細った月が言うのです。
「ねえマーニ、太陽をとって。
一緒にお空にいるととってもまぶしくって。」
「だめだよ、太陽をとったらこまっちゃうよ。」
「誰が?」
「僕だよ。」
「どうして?」
マーニはきっぱり言いました。
「だって太陽をとったら君がいなくなっちゃうから。」
そしてこう続けました。
「そしたら夜に道を歩く人が迷っちゃうぢゃないか。」
「大切なのは
君が、照らされていて
君が、照らしている
ということなんだよ。」
そしてそれからずっと
いまでも月とマーニは自転車に乗って
毎日夜空を渡っています。

(三島有紀子・作 ポプラ文庫 『しあわせのパン』より)

大切なのは、君が照らされて、君が照らしている。ということ。

日本の四季折々の自然界の変化と人間の心の変化が重なり合い、
ともにつながりあっていることを教えていただきました。

何度も、ふとこのエッセンスに立ち戻りたくなる大切な“絵本”です。

 


■プロフィール
山田 静香(shizuka yamada)
大学卒業後、大手人材サービス会社にて法人営業・秘書・経営企画を経験後、
営業部門マネジメントに携わる。
2006年シェイクに入社。リーダーシップ開発・組織開発プログラム等のファシリテーションを実施。
エグゼクティブ(パーソナル)コーチングやシステム(関係性)コーチングアプローチでの
組織開発なども実施している。また、管理部門責任者としても組織運営に携わる。
現在は、シェイク・NEWONEファシリテーターとして活動しながら、
可能性の開花を意図するBloomingColorを設立し、人々のそれぞれにもつ色が
表現されるための支援(パステル曼荼羅アーティストとしてワークショップの開催や
フラワーエッセンスセラピスト)も行っている。