一行読書:私たちは往々にして、昨日までうまくいっていたことが、今日も上手くいくと錯覚しがちです

NEWONEの小野寺です。

“私たちは往々にして、昨日までうまくいっていたことが、今日も上手くいくと錯覚しがちです”
『成人発達理論による能力の成長ダイナミックスキル理論の実践的活用法』加藤洋平(著)

今回は、カート・フィッシャーが提唱する「ダイナミックスキル理論」をもとにした、能力(スキル)の開発に関してまとめられている当書より、一行をご紹介します。

当書では、人間の能力は、「環境依存性」や「課題依存性」があると述べられています。
環境依存性とは、組織の文化や自分の役職や仕事内容など様々な環境要因によって、自身の能力が大きく変動するということです。
また、課題依存性とは、その能力によって解決したい課題が異なれば、同様に、自身の能力が大きく変動するということです。

会社で部下育成の上手い上司が、子育てに苦戦していたり(環境依存性)、顧客に魅力的な課題解決の提案のできる営業マンが、家庭の問題ではうまくその能力が発揮できなかったりする(課題依存性)というのはこれらの特徴によるものかと思います。

また、人間の能力が変動する要因として上記以外に、「今日は気分が良くて仕事がはかどる」「体が疲れていて、仕事がうまくいかない」など、自身の身体状況や感情状態によっても変動すると述べられています。

「能力は、状況や状態が変化すると、それに応じてダイナミックに変動するのだ」という考え方が頭にあれば、昨日できていたことが今日できなくなっていたというのは、決して異常なことではなく、とても正常なことだと冷静に認識することが出来るようになります

上記のような認識を自分に対しても、他者に対しても持つことが重要なように思います。
また、外部環境の変化が激しいといわれる現代ですが、自身の変化も同じくらい激しいという前提にたち、変化に怯えて停滞を望むのではなく、内外問わず変化をポジティブに受け入れる器を育むことも重要でしょう。

※「一行読書」について
株式会社NEWONEでは、「仕事そのものが面白いから働く20代を増やす」というミッションのもと、当事者である20代のメンバーを中心に、「Project NEW20’s」を運営・推進しています。
本コラムはProject NEW20’sの企画の1つであり、「働き方」「20代」「モチベーション」「主体性」「エンゲージメント」「幸福」等のテーマで書かれた著書から、20代の仕事が面白くなるヒントや、20代の能力開発のヒントとなる一行をご紹介しています。
Projectの詳細や関連記事は、ぜひ、以下よりご一読ください。
https://new-one.co.jp/service/workshop/project-new20s/

 


■プロフィール
株式会社NEWONE マネジャー 小野寺 慎平

大学卒業後、(株)シェイクに入社。企業の人材育成や組織開発のコンサルティングを行う。
2018年1月(株)NEWONEに創業メンバーとして参画。
商品開発・マーケティング、組織開発コンサルティング、研修やワークショップのファシリテーターなど多方面で活動する傍ら、「仕事そのものが面白いと思う同世代(20代)を増やす」をテーマに20代向けの能力開発事業「ProjectNEW20’s」を立ち上げる。
2018年3月より(株)OriginalPointに参画。「時代にあったキャリア開発」をテーマに学生向けキャリア支援やイベント企画など行っている。

 

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